音声ファイルをアップロードするだけでYouTube向けの完成動画を自動生成するサービス「Podeo.ai」が始動しました。撮影は一切不要で、60分のエピソードを約20分で制作できるとしています。無料トライアルがあり、有料プランは月額49ドルからです。
Podeo.aiとは
Podeo.aiは、ポッドキャストの音声を入力すると、そのエピソード全体分の完成した長尺動画を1本返すサービスです。撮影されたものは一切なく、入力は既存の映像ではなく音声であるため、これまでカメラの前で収録したことがない番組でも、すでにある音声エピソードを使ってYouTubeへの公開が可能になります。60分のエピソードの場合、動画の制作にかかる時間は約20分です。
Podeo.aiのチーフエンジニアであるShaik Sadath Basha氏は、「ポッドキャストのホストたちは3年もの間、YouTubeに出るべきだと言われ続けてきました。難しかったのはアドバイスそのものではなく、毎週2本目の編集素材を用意することでした。音声そのものに、そこから動画を組み立てるだけの情報が十分に含まれているかを検証したところ、ほとんどの場合その通りだと分かりました」と述べています。
音声だけの番組が動画化で止まってしまう理由
YouTubeはポッドキャストを探す際に多くの人が訪れる場所のひとつですが、音声番組の多くはYouTubeに存在していません。動画版を作るには通常、カメラ、見栄えのする部屋、照明、そして収録と同じくらいの時間がかかる毎週の編集作業が必要になります。静止画に波形を重ねる方法は安価ですが視聴されにくく、ショート動画は視聴者に届きやすい一方で、すでに存在する動画から切り出す必要があるため、音声のみの番組には素材そのものがありません。Podeo.aiは、この前提条件そのものをなくし、エピソードさえあれば動画を作れるようにしています。
使い方・仕組み
Podeo.aiの利用手順は次の通りです。
- 音声ファイルをアップロードするか、番組のRSSフィードを接続してエピソードを選択します。
- ブランドカラー、フォント、ロゴ、エピソードの構成といった番組プロファイルを一度設定します。
- Podeo Directorがエピソードを解析し、ビートごとの映像プランを作成した上で、写真や映像、生成モーショングラフィックスを組み合わせます。
- 完成した動画はタイムラインエディタで開かれ、手動でクリップを移動・差し替えできるほか、「イントロをもっとテンポよく、中盤にB-rollを増やして」など、Podeo Copilotに平易な英語で指示することもできます。
- YouTubeチャンネルを接続すれば、タイトルや概要欄、チャプター、サムネイルがあらかじめ用意された状態で公開できます。
提供内容と料金
Podeo.aiが直接YouTubeへ完成動画を公開できる点も特徴です。対応するエピソードの長さは最長120分で、1080pで書き出されます。Podeo.aiは現在podeo.aiで提供されており、クレジットカード登録不要の無料トライアルが用意されています。有料プランは月額49ドルからとなっています。
これまで編集リソースの不足からYouTube展開を見送ってきた音声番組にとって、既存のエピソード資産をそのまま動画化できる選択肢として注目されそうです。