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ドコモ、未就学児の生活習慣を支えるAI対話技術を開発 月齢に合わせ声かけ

NTTドコモは、未就学児の月齢に応じた言葉で対話し、歯磨きなどの生活習慣づくりを支援するAI対話技術を開発しました。幼児語彙発達データベースとLLMを組み合わせ、子ども一人ひとりに合わせた声かけで自発的な行動を促し、保護者の育児負担軽減をめざします。

ドコモが未就学児向けのAI対話技術を開発

株式会社NTTドコモは、未就学児の月齢に合った言葉で対話し、歯磨きなどの生活習慣づくりをサポートするAI対話技術を開発したと発表しました。この技術を活用したAndroid向けアプリでは、子どもの個性や会話の内容、過去の行動結果などに応じて声かけをパーソナライズします。子どもが自分から行動するよう促すことで、保護者の育児負担を軽くすることをめざしています。

幼児語彙発達データベースとLLMを組み合わせた仕組み

本技術は、NTT株式会社コミュニケーション科学基礎研究所が構築した「幼児語彙発達データベース」と、大規模言語モデル(LLM)を組み合わせたものです。子どもの月齢に合わせて、対話で使用する言葉を制御する点が中核となっています。

幼児語彙発達データベースには、子どもがそれぞれの単語を何か月頃に獲得するかに関するデータが収録されています。アプリは、保護者が登録した子どもの月齢をもとに、その月齢では理解が難しいと考えられる言葉の使用を控えながら対話を行います。

開発の背景:繰り返しが必要な生活習慣づくり

歯磨きや着替え、就寝といった生活習慣を子どもが身につけるには、日々の繰り返しが欠かせません。そのため、保護者にとっては継続的な負担となる場合があります。

ドコモは、AIが子どもの月齢に合わせた言葉で一人ひとりに声をかけ、子ども自身の理解や行動を後押しすることで、習慣づくりと保護者の負担軽減を支援できると考え、本技術の開発に取り組みました。また、AIによる声かけが、保護者にとって子どもへの接し方や声かけを工夫するきっかけとなり、日々の育児における気づきや学びにつながることも期待しているとしています。

本技術の3つの特長

(1)月齢に応じた言葉で対話

幼児語彙発達データベースとLLMを連携させ、子どもの月齢に応じて対話で使う単語をコントロールします。子どもにとって理解が難しいと考えられる単語の使用を控えたうえで声かけを行うのが特長です。

(2)子ども一人ひとりに合わせた声かけ

子どもの個性や普段の会話、過去の行動結果などを踏まえて、声かけの内容をパーソナライズします。一人ひとりに合わせた対話を通じて、習慣につながる行動を自然に促すことをめざしています。

(3)キャラクターとの対話を通じた生活習慣づくり

開発中のアプリでは、スマートフォン上のキャラクターが、あらかじめ設定した時刻や習慣に応じて子どもに声をかけます。そのほか、簡単な対話機能、子どもの活動を振り返るための記録機能、習慣を実践したときにシールを集められる機能などを備えています。

これまでの検証結果

小規模な簡易検証では、AIによる声かけを想定し、合成音声に対する子どもの反応を確認しました。その結果、返事をするなどの反応や、歯磨きを始める様子などが確認されたとしています。

ただし、この簡易検証は、声かけに用いる言葉の選択を手動で行うという限定的な条件で実施されたものです。そのため、結果は開発中のアプリおよび本技術の効果を示すものではないと注記されています。

今回開発したアプリでは、言葉の生成から音声化、声かけ、結果に応じた調整までの一連のプロセスが自動化されています。

今後の展開

ドコモは今後、トライアルを通じて、実際の家庭における本技術の有効性や使いやすさを検証します。あわせて、より幼い子どもの発話の認識精度を高めるなど、技術面の改善も進める方針です。

さらに、子育て支援や知育、見守りなどに取り組む企業との連携も検討し、子どもの健やかな成長と保護者の育児負担軽減に貢献するサービスの実現をめざすとしています。ドコモは今後も、AIをはじめとする技術を活用し、子育て世帯を含む家族の日常生活を支える新たな価値の創出に取り組むとしています。

「NTT R&D FORUM 2026」でデモを実施予定

本技術を活用したアプリは、「NTT R&D FORUM 2026」で展示される予定です。会場では、Android端末を使ってキャラクターとの対話を体験できるデモンストレーションが実施される予定です。

公式Webサイト:https://www.rd.ntt/forum/2026/

よくある質問

どのような技術ですか?

NTTコミュニケーション科学基礎研究所が構築した幼児語彙発達データベースとLLMを組み合わせ、子どもの月齢に合わせて対話に使う言葉を制御するAI対話技術です。

どのような生活習慣に対応していますか?

発表では、歯磨きなどの生活習慣づくりの支援が挙げられています。開発の背景としては、歯磨き・着替え・就寝などの習慣づくりが保護者の負担になりうる点が示されています。

アプリはすぐに使えますか?

アプリは開発中で、今後はトライアルを通じて家庭での有効性や使いやすさを検証する段階です。「NTT R&D FORUM 2026」でデモ展示が予定されています。

参照元: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000943.000118641.html

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