今回は、アメリカの広告代理店オックスフォードロードが提供するポッドキャストベンチマークツール「ORBIT」について紹介します。
Oxford Road / ORBIT: The Oxford Road Benchmark Intelligence Tool
「ORBIT」は、ダウンロード数ではなくROIに基づいた初のポッドキャストランキングを提供します。
数百の広告主による実際のキャンペーン結果に基づいて構築されています。第1回ORBITランキング
以下は、過去12ヶ月間の広告主の成果に基づいてランク付けされた、パフォーマンスの高いポッドキャスト上位15番組です。これらは、ベンチマークを常に上回り、測定可能なROIを実現した番組です。
ORBITが明らかにするもの
大きなリーチ ≠ 大きな成果
ジョー・ローガンをはじめとする一流メガ番組のほとんどは、トップ15にランクインしませんでした。上位にランクインした番組のうち、有名ポッドキャストはわずか3番組（20%）に過ぎません。広告主は、リーチに過剰な広告費を支払い、より高い収益をもたらす番組を無視し続けています。コメディと政治番組が主流です。
上位15番組のうち11番組はコメディまたはニュース／政治番組です。これは、多くの広告主がブランドセーフティへの懸念から意図的に避けているカテゴリーです。物議を醸すコンテンツであっても、ブランド価値と合致すれば、行動を促します。業界独自の買付はやめましょう。
テスト結果ではテクノロジー企業はテクノロジー系ポッドキャストで優れたパフォーマンスを発揮しません。金融ブランドはビジネス番組で成功しません。業界とジャンルを一致させても、統計的に有意な効果は見られません。顧客は、コメディ、犯罪ドキュメンタリー、政治など、他の誰もが聴いているのと同じ番組を聴いています。ジャンルのサイロ化は、新たな発見の機会を逃しています。信仰に基づく番組は、優れたパフォーマンスを発揮しています。
宗教系ポッドキャスト、特にキリスト教を中心としたコンテンツは、複数の分野にわたって一貫したROIを実現している上位6つのジャンルにランクインしています。これは、標準化された目標ベースのデータがなければ明らかにできない結果です。
今回の紹介は以上です。
それでは、また。
