2015年に設立され、ニューヨークとロンドンにオフィスを構える音声広告事業者「AMA(A Million Ads)」がパーソナライズされたオーディオ広告のためのAI搭載機能の提供を開始したと発表しました。今回はこのニュースをお伝えします。
AMA – A Million Ads / AMA Launches Studio.AI: AI-powered Features for Personalized Audio Advertising
AMAはカスタマイズされたデータ駆動型のダイナミックな音声広告を各音声プラットフォームに配信するサービスを提供しています。
今回AMAが提供している主力プラットフォーム「AMA Studio」に、AI搭載の「Studio.AI」と呼ぶ機能を追加したことで、以下2点の機能が強化されたというもの。
音声データと台本のシンクロに対応
音声エレメントを各スクリプトに自動的にマッチングさせることで、制作者のクリエイティブプロセスの合理化を実現。
音声広告領域のAI活用でよく見られるのが作業の効率化ですが、まさにこれが実装された形になります。
データトリガーによるパーソナライゼーションに対応
広告主が位置情報、日時、天候、デバイスの種類、イベント、広告ローテーションなどの最適なデータトリガーを選択することで、リスナーにカスタマイズされた適切な音声広告を配信することが可能に。
ポッドキャストの文脈に加えて、リスナー固有の状況に合わせたパーソナライズされた広告配信を行うことで、よりエンゲージメントと広告効果を高めることができるそうです。
すでにこの新機能を利用しているブランドには、Target、Walmart、Google、Booking.comなどが名を連ねています。
今後さらに広告クリエイティブ制作を支援するために、OpenAIのChatGPTを含む利用可能な他の強力なAIツールとの統合を検討していることも明らかにしています。
音声広告業界、毎日生成AIに関する発表が続いてネタに困ることは当分なさそうです。
ではまた!