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Stak共同設立者「ビデオポッドキャストがリスナーに望まれているのか謎」

英ポッドキャストスタジオのStakの共同設立者・COOのルーク・ムーア氏がpodpod.comのインタビューの中で、ビデオポッドキャストに関する興味深い見解が語られました。今回はこのインタビューの要旨を紹介します。

podpod.com / Stak co-founder says he doesn’t understand where video fits into podcasting

Stakは先日累計ダウンロード数3億回を達成したことを発表しており、イギリスでもっとも成功しているポッドキャストスタジオです。

そんなStakのルーク・ムーアCOOが、今注目されているビデオポッドキャストについて懐疑的な見解を述べています。意外ですよね。以下、彼のコメントを抜粋します。

ビデオがポッドキャストにどのようにフィットするのか、また、人々が実際にビデオを望んでいるのかどうか、まだ理解できていません。

Stakのビデオポッドキャスト戦略はほとんどプロモーション目的で、動画を使って番組をサポートすることです。

ビデオポッドキャストはその人気の高まりにもかかわらず、長期的には業界になじまないと考えています。リスナーは依然として音声を好むと考えています。音声のポッドキャストは、受動的なメディアであるため、常にうまく機能してきました。一方、一度に45分または1時間、スクリーンを見つめて座っているような若い層の視聴者について話しているのでない限り、今後、ビデオポッドキャストがどのように受け入れられるのか理解できません。

YouTubeは多くのポッドキャスターにYouTubeで配信することに掲載料を支払っており、世界最大のポッドキャスト・プラットフォームになろうとしていると考えています。YouTubeを使うのが好きな人たちは、いつもYouTubeを見ているので、ポッドキャストも聴くでしょう。YouTubeが視覚的な要素がないことに満足するのであれば、それはそれでいいと思います。広告のやり方や収益化の方法によって、彼らの状況は少し変わりますが、おそらく彼らはそんなことは気にしていないのでしょう。

何年も経った今でも、ビデオがどのように会話に溶け込むのか完全に理解できていません。過去にAcastのような大手ポッドキャスト配信企業がビデオポッドキャストに挑戦してきたことを念頭に置いても、いつもこの取り組みは道半ばで挫折しています。

ビデオポッドキャストは今年のポッドキャスト業界全体のトレンドとなっている中で、懐疑的な意見は驚きです。しかし、説得力もある意見でもありますね。ビデオポッドキャストのトレンドがどうなるのか、引き続きウオッチしていきます。

ちなみに、海外ではビデオポッドキャストのことを「Vodcasts(ヴォッドキャスト)」と呼ぶこともあるそうですよ。日本でこの呼び方が定着するのかはまだわかりませんけれど。

ではまた。

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