英国情報通信庁Ofcomがニュースに関するレポートを発表、ポッドキャストの位置付けは?

イギリスの放送と通信分野の独立規制機関Ofcom(英国情報通信庁)が英国内でのニュース消費に関する調査結果を発表しました。今回はこの発表の中でポッドキャストに関する部分にフォーカスして紹介したいと思います。
この調査はイギリスの16歳以上の成人4,500人以上からの回答を集計したものになっています。

Ofcom / News consumption in the UK: 2023

■英国でニュースに利用するプラットフォーム

全体を俯瞰するとテレビ(70%)、インターネットメディア(68%)、ラジオ(40%)と続きました。
インターネットメディアの中でポッドキャストが10%とそれなりの存在感を示していることがわかります。

■英国でニュースに利用するポッドキャストプラットフォーム

現在、ポッドキャストでニュースを視聴している人に、使っているプラットフォームを尋ねたところ、YouTube(39%)、Spotify(38%)、BBC Sounds(28%)、Apple Podcast(19%)と続きました。
また過去3年間のトレンドを見ると、YouTubeとBBC Soundsが伸びていることがわかります。Spotifyは昨年からは伸びていません。

■英国で若年層がニュースに利用するプラットフォーム

12~15歳がニュースを知る最も一般的な方法は、家族との会話(68%)、テレビ(57%)、友人との会話(56%)、ソーシャルメディア(54%)と続きました。
ポッドキャストを利用してニュースを視聴したことがある10代の若者は、2023年には1%増加し、現在9%となりましたが、ポッドキャストをトップ3の情報源と考えている若者はわずか3%でした。

日本も国や省庁がポッドキャストを含めた統計を発表してくれないかなぁ。ではまた!