ポッドキャスト制作会社のLower Streetがコンテンツパフォーマンス分析ソリューションのContentFXと提携して米国と英国のポッドキャストリスナーの属性を調査した結果を発表しました。今日はこのニュースを紹介します。
Lower Street / Podcasting for Influence: Reach CEOs and Other Key Decision Makers With Podcasts
このレポートは米国と英国のビジネスオーナー、経営陣、リーダーシップチームのメンバー、マネージャーなどビジネス部門の上級職511人のポッドキャストリスナーを対象に調査をおこなったものです。
今回のレポートでは、ビジネス部門の上級職のリスナーは、ポッドキャストに非常に熱心であり、ビジネスオーナーの55%、経営陣の51%が毎日ポッドキャストを聴いていることが明らかになりました。ビジネス上級職全体では41%が毎日、24%が週に2～5回ポッドキャストを聴いています。とても高い聴取率であることがわかります。
ビジネス上級職がポッドキャストを聴く理由は、36%が新しいことを学ぶため、43%が主な情報源としてと回答しています。米国リスナー全体で見ると60%以上がエンターテインメントのためにポッドキャストを聴いているのと比べてかなり異なる用途になっています。
また、ビジネスオーナーや経営幹部の10人中4人は、ポッドキャスト広告を常に聞いていると回答し、10人中6人近くがポッドキャスト広告で宣伝されたサービスや製品を購入する可能性が高いと回答しています。
またブランデッドポッドキャストは、購入意欲を高めるだけでなく、ブランドの認知度や好感度を高めるのにも効果的であることも明らかになりました。回答者がブランデッドポッドキャストを気に入った場合、そのブランドに対する認知度が3.1倍、好感度が2.1倍高まるそうです。
今回のレポート発表に際して、Lower Streetのマーケティング責任者のスティーブン・ボナール氏は「ビジネスの意思決定者の間でのポッドキャストの利用は重要です。マーケティング担当者にとって、ポッドキャストがこのグループに対してどのような影響力を持っているかを完全に理解することが重要です。私たちの調査は、ポッドキャストがビジネスリーダーとのエンゲージメントを高めることを強調するだけでなく、ファネルのトップ指標が明らかに向上することも強調しています。
またブランデッドポッドキャストは、ブランドがターゲットとしたいリスナーと関わることを可能にする企業にとって効果的なマーケティングツールとなっています。
今日のペースの速いビジネスの世界では、ノイズを遮断することが極めて重要です。ポッドキャストはそのための強力なツールとなり、ブランドがビジネスの見込み客と関わり、潜在的な顧客の間で常に注目を集めることができるようになります。」とコメントしています。
日本でも傾向としては同様ではないかと想像します。ではまた！
