eMarketer予測「米国ポッドキャストリスナーはデジタルオーディオ全体よりも速いペースで成長し、2027年には人口の43%超に」

eMarketerが米国のデジタルオーディオリスナーおよびポッドキャストリスナーの予測を発表しました。今日はこのレポートを紹介します。

Insider Intelligence / eMarketer

■米国デジタルオーディオリスナー予測

まず2023年から2027年にかけて、米国のデジタルオーディオリスナー数の推移予測です。2023年は人口の67%、2.3億人のリスナーがおり、これが2027年にかけて人口の68%、2.4億人に増加するという予測になっています。また、米国成人は毎日約1時間43分をデジタルオーディオコンテンツに費やすとのこと。この時間はFacebookに費やす時間を超えています。

デジタルオーディオは現在、従来のテレビ視聴者よりも多くのアメリカ人にリーチしているそうです。この傾向は今後も続き、デジタルオーディオとテレビの差はさらに広がることが予測されています。

来年2024年の段階で3人に2人がデジタルオーディオのリスナーというのはかなりの普及ですね。またこの規模になるとさすがに成長率は鈍化しているものの、それでもリスナー数の増加の規模は大きいと言えます。

■米国ポッドキャストリスナー予測

続いて米国ポッドキャスター数の推移予測です。2023年は人口の38%、1.3億人のリスナーがおり、これが2027年にかけて人口の43%、1.5億人に増加するという予測になっています。前述のデジタルオーディオリスナーよりも明らかに成長ペースが早く、4年間で2,000万人リスナーが増える計算です。

また、2023年の米国デジタルオーディオリスナーの58%となる1.3億人が、月に少なくとも1回はポッドキャストを聴くと予想されており、これは米国Instagramのユーザー数とほぼ同じ規模です。

このリスナー数の増加に伴いポッドキャスト広告も成長し、デジタルオーディオ広告全体の3分の1近くを占め2024年には40億ドルを突破すると予想されています。

日本市場もポッドキャストの爆発的な成長、ポッドキャスト広告の成長が期待されます。がんばりましょう!
ではまた。