Audacyがポッドキャスト広告のブランドセーフティーとブランドスータビリティーのレポートを発表

Audacyがポッドキャスト広告におけるブランドセーフティーとブランドスータビリティーに関するレポートを公開しました。あるポッドキャスト番組に広告を出すことでブランドイメージを損なう可能性はないのか?、ポッドキャスト番組とブランドの適合性はどこまで重要なのか?など広告主が気になる点がまとめられています。今回はこのレポートの概要を紹介します。

Audacy / Podcast brand safety & suitability report

この調査は、AudacyがAlter Agentsと共同で、ポッドキャスト広告のブランドスータビリティーに関する懸念についてメディア幹部に質問し、ポッドキャストのリスナー6,000人にアンケートを行った結果です。

■ポッドキャストを聴かなくなるきっかけ


ポッドキャスト番組が聞かれなくなるネガティブな内容のトップは人種差別的な発言(61%)で、次いで、残酷な内容にフォーカス(44%)、他人を中傷する言葉を使う(38%)、残酷な内容を含む(37%)と続きました。こういう内容が中心の番組にはポッドキャスト広告配信はふさわしくないのは想像通りかと思います。

■広告を聴いた後のブランドイメージの変化

これは少し意外な結果ですが、リスナーの4分の3が物議を醸すようなコンテンツであっても製品やサービスの購入の意思決定に影響を与えないと回答しています。またリスナーの80%が、ポッドキャストのジャンルとトピックを問わず、ブランドメッセージに耳を傾け、好意的な反応を示すことが明らかになりました。強いて言えば、トゥルークライムは、コメディ、ニュース、ヘルスケア・フィットネス・ライフスタイルジャンルよりも広告パフォーマンスが悪い傾向が見られますが、それほど大きな差ではないことがわかります。

今回のレポートでは、広告主はより幅広い番組、ジャンルにポッドキャスト広告を配信することに安心して良いと結論づけています。広告主は、イメージだけでブランドが安全だと考えるジャンルだけに絞ることに固執してしまうとリーチが狭まり、貴重なオーディエンスを逃してしまう可能性があると指摘しています。

ではまた。