WPPが音声広告のエンゲージメント・感情・記憶を引き起こす効果の高さを報告

イギリスのロンドンに本拠地を置く世界最大の広告代理店グループWPPが、デジタルオーディオ広告のエンゲージメント、感情や記憶を引き起こす効果の高さを報告しました。今日はこのレポートの一部を抜粋して紹介します。

WPP / Engagement and emotions are triggered by audio

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今回の調査方法は、音声広告を聞いた時、脳のどの部分が活発になるか、そして顔の微細な動きを読み取って調査するという本格的なものです。

そして、音声広告を適切に使用することでリスナーのエンゲージメント、ブランドリフトなどの点で、他のメディアチャネル平均よりも12%高い優れたパフォーマンスを発揮することがわかったそうです。

音声広告を聞いているときに人々がどのように感じたかを示すグラフを見ると、誘意性と感情表現は向上していることがわかります。

特に音声広告においては、認識しやすい特徴的な有名人の声は、ブランドイメージの向上に効果的であるとのこと。広告のエンゲージメントを21%増加させた事例もあるそうです。

また音声広告内でのブランド名の配置が重要であることが改めて明らかになったとのこと。広告の先頭または最後に配置することが効果的で、途中では効果が減るそうです。

このあたりの研究結果は実務でも応用できそうですね。またこういうレポートがあれば紹介していきたいと思います。ではまた!