Horowitz Researchが、アフリカ系アメリカ人のポッドキャスト聴取に関するレポートを発表しました。今日はこのニュースを紹介します。
この調査は、2023年8月に18歳以上のアフリカ系アメリカ人、555名を対象に実施された調査です。
■ポッドキャスト聴取状況
アフリカ系アメリカ人の10人に3人は、ポッドキャストを毎日またはほぼ毎日利用していると回答しているのに対し、非ラテン系白人の消費者は10人に2人だったそうです。またアフリカ系アメリカ人のポッドキャストリスナー10人中6人は、定期的にフォローしている特定のポッドキャストがあると回答しています。
■ポッドキャスト番組のジャンル
アフリカ系アメリカ人が定期的に聴いているポッドキャスト番組のジャンルトップ10を見ると、「黒人にフォーカスを当てた番組」が46%で最も人気があり、ついで、コメディー38%、スポーツ34%と続きました。また非ラテン系白人に比べて、社会正義、人種的正義、女性の権利、LGBTQIA+などのコンテンツに焦点を当てたポッドキャストを継続的に聴取する可能性が高い傾向があったそうです。また、アフリカ系アメリカ人のポッドキャストリスナーの半数以上が、黒人がホストするポッドキャスト番組がもっとあればいいと回答しており、まだまだ成長の余地があることを示していると考えられます。
■ポッドキャスト広告
アフリカ系アメリカ人の10人に2人近くが、ポッドキャスト広告は自分たちにリーチするための最も効果的なメディアの1つであると回答しています。中でも男性かつ35～49歳のリスナーには特に効果的であることがわかったそうです。
Horowitz Researchの戦略リーダーのアドリアナ・ウォーターストン氏は
「ポッドキャストは急速に進化しているメディアであり、他の広告が届かない空間や場所で、ターゲットを絞った視聴者とつながる機会がたくさんあります。ポッドキャストが、主流メディアでは必ずしも聞かれない文化的に特有の声や視点を伝えるプラットフォームを提供していることを考えると、黒人やその他の多様なリスナーが引き寄せられるのも不思議ではありません。広告主にとってもポッドキャスト広告を活用することは理にかなっています。」とコメントしています。
ではまた！
