Audacyがポッドキャスト制作部門「Pineapple Street Studios」の人員を25%削減予定

再編計画を発表したインターネットラジオプラットフォームのAudacyが、所有するポッドキャストスタジオ「Pineapple Street Studios」の人員削減を計画していると報じられました。今日はこのニュースを紹介します。

Bloomberg / Audacy Plans to Cut 25% of Staff in Pineapple Street Podcast Division

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Pineapple Street Studiosは、2016年にBuzzFeedの元オーディオ部門責任者のジェナ・ワイス・バーマン氏とロングフォームの共同創設者マックス・リンスキー氏によって設立されたポッドキャストスタジオで、ブルックリン、ロサンゼルス、アトランタに拠点を置いています。2019年8月にEntercom、現Audacyに買収されて現在Audacy傘下で運営されているポッドキャストスタジオとなっています。制作した番組のうち12番組がApple Podcastsで1位を獲得している人気スタジオのひとつです。

今回ブルームバーグの報道によれば、AudacyはPineapple Street Studiosの従業員の約25%にあたる12人を削減する予定とのこと。Pineapple Street Studiosの従業員たちは「断腸の思いであり、適切な退職金を求めて闘う」としています。

Audacy側では「当社はポッドキャスト市場の機会に合わせ、継続的な成長に向けて体制の最適化を続けています。残念ながら、これは一部のチームの規模を縮小することを意味しており、Pineapple Street Studiosのスタッフの一部を削減するという難しい決断を下しました。」と発表しています。

最近ポッドキャスト制作スタジオの縮小・閉鎖のニュースが続いているのは気になるところです。また動きがあればお伝えしていきます。
ではまた。