Veritonicが「オーディオアテンションレポート」と題したレポートを発表しました。音声広告の品質が広告効果にどのように影響を及ぼすかをまとめたものです。今日はこのニュースを紹介していきます。
Veritonic / The Veritonic Audio Attention Report
米国で音声マーケティングの効果を測定・最適化するプラットフォームを提供するVeritonicと、コンピュータービジョンとアテンションAIを開発するRealeyesが共同でまとめたレポートで、何百人ものポッドキャストリスナーにウェブカメラの前でポッドキャスト広告を聴いてもらった結果を分析したものです。
レポートから得られた主な調査結果は次のとおりです。
■リスナーの注意が持続した広告の割合は、音量が小さい音声広告で最も弱く、ベンチマークを10%下回った。
■リスナーの注意が持続した広告の割合は、多くの競合する音響要素 (長いメッセージ、3つ以上の効果音 + 音楽) を含む音声広告でも弱く、ベンチマークを7%下回った。
■アテンションの質は、ナレーションの音量が最も低いオーディオ広告 (27%) やクリエイティブ内に競合要素が多すぎる広告 (25%) とは対照的に、ナレーションの音量が最も高いオーディオ広告 (36%) が最も高かった。
■リスナーの75%が、高品質の音声広告が製品購入の検討にプラスの影響を与えたと回答。
レポートでは、音声広告は「広告主が利用できる最も没入感があり感情に訴えかける効果的なメディアチャネルの1つですが、それに相応しい注目と投資がまだ行われている状態にない」と指摘しています。その結果「現在音声広告に投資している広告主は、驚くほど大きな利益を得ることができており、クリエイティブを調整して最適化することで、その価値は更に高まる」としています。
Veritonicの創設者兼CEO、スコット・シモネリ氏コメント
「広告主に、音声広告に対するリスナーの反応、認知的・感情的・身体的などに関する前例のない洞察を提供することができました。私たちは、これまで利用できなかったレベルの音声広告の最適化に関する洞察を提供し、世界中の音声広告の成功に貢献することに誇りを持っています。」
ではまた。