英国情報通信庁Ofcomが「2024年英国のオーディオ聴取に関するレポート」を発表、ポッドキャスト聴取率は20%

イギリスの放送と通信分野の独立規制機関Ofcom(英国情報通信庁)が2024年英国内でのオーディオ聴取に関する新しい調査結果を発表しました。今回はこの発表の中でポッドキャストに関する部分にフォーカスして紹介したいと思います。

Ofcom / Audio listening in the UK

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■英国ポッドキャストのデモグラフィック別リーチ数

まず全体では、英国の15歳以上の20%がポッドキャストを毎週聴いています。リスナーをデモグラフィックでみると、25~34歳と若い層が26%、社会経済的階層が高い層が26%、イングランド南部に住んでいる層が25%と高い傾向にあります。一方、社会経済的貧困層では15%、55歳以上では13%と低くなり、44%はポッドキャストを聴いていないとのこと。

■英国の毎週ポッドキャストを聴くリスナーの年齢別番組ジャンル

英国の平均的なポッドキャストリスナーは、6つのシリーズを購読し、毎週5つのエピソードを聴いているそうです。そんな中で、英国での人気ポッドキャストのジャンルを見ると、最も人気があるのはエンターテインメント、ニュース・時事問題、コメディー、ディスカッション・トーク番組で、それぞれポッドキャストリスナーの45~50%が毎週聴いています。また年齢層による違いもみられます。年配のリスナーにはニュースや時事問題が人気で、18~34歳のリスナーにはエンターテインメントやコメディーが人気となっています。

■英国のポッドキャストリスナーの聴取シチュエーション

定期的にポッドキャストを聴いている人の83%は、自分の都合のよいときに聴ける利便性が気に入っていると回答しています。全体では、トップは家事をしながら(34%)、次いで、車で移動中に(32%)、歩きながら(32%)と続きました。35歳以下のリスナーは、平均的なリスナーに比べ、車や歩きながら(ともに37%)、公共交通機関に乗りながら(33%)、運動しながら(21%)聴く傾向が強いこともわかりました。

ではまた。