Ofcomポッドキャスト調査およびオーディオレポート2025

英国の通信規制機関であるOfcom(オフコム)から、2025年のオーディオ調査・ポッドキャスト調査レポートが公表されました。今回はその一部を抜粋してお知らせします。

adambowie.com /Ofcom Podcast Survey and Audio Report 2025

この調査はイギリスのコンサルティング会社Yonderのオンラインパネルを用いて実施されました。年齢、性別、地域、社会階層に基づいて全国を代表する2,368人のサンプルが対象となりました。内訳は以下です。
・ポッドキャストを非利用者506人
・定期的に利用する利用者1,504人
・たまに利用する利用者358人

オーディオリスニングの種類の概要と、人々がそれぞれをどのくらい聴いているか

50% の人がポッドキャストを聴いたことがあり、25% の人が定期的 (毎週) にポッドキャストを聴いています。

人口統計を見ると、昨年と同様に、ポッドキャストを定期的に聴く傾向は女性よりも男性の方が高いようです。ポッドキャストを最もよく聴く層は25~34歳で、そのうち45%が定期的に聴いています。18~24歳は、ポッドキャストを本格的に利用しているというには若すぎるようです。これは、最も若い世代がポッドキャストを最もよく聴いていた昨年の数字とは矛盾しています。

昨年と同様に、ポッドキャストを聴かなくなった最大の理由は「興味のあるポッドキャストが見つからない」で、聴かなくなった人の35%がその理由として挙げています。これは、何よりも発見の問題のように感じます。

新しいポッドキャストを見つける最も一般的な方法は依然として口コミであり、成人の34%がそう回答しています。しかし、 18~34歳の若いリスナーの間では、ソーシャルメディアがポッドキャストの発見においてはるかに重要であり、63%がソーシャルメディアで新しいポッドキャストを見つけると回答しています。

人々がポッドキャストをいつ聴くか

このデータは場所をより詳細に区分していますが、各場所での滞在時間ではなく、場所の数のみを計測しています。それでも、自宅が最も高い数値となっています。これを音楽ラジオと比較してみると、車の中がかなり大きくなっています。

ポッドキャストのジャンルについて

「エンターテインメント」と「ニュースと時事問題」が今年初めて同率でトップの座を占めました(以前は「エンターテインメント」がトップでした)。

今回の紹介は以上です。
それでは、また。