Car Curiousは、321の自動車ポッドキャストと354人のホストをマッピングした分析結果を公開しました。最も多くの番組を持つホストや、エピソード数4位のスペイン語番組の存在など、自動車ポッドキャストの世界が複数のセグメントに分かれる実態が見えてきます。

自動車ポッドキャストの世界をマッピング
自動車メディアはテレビや雑誌で育ち、その多くがオンラインへ移行しました。現在の最大の舞台はYouTubeであり、Car Curiousが追跡する番組の4分の3以上が音声フィードと並行してYouTubeチャンネルを運営しています。Car Curiousはそのうち音声側を索引化しており、2026年6月時点で321の自動車ポッドキャスト(うち270がアクティブなフィード)を追跡。フィードから354人のホストをマッピングしました。

この世界を細かく見ると、業界ニュース、EV報道、購入アドバイス、トレード(整備・販売)、コレクター・クラシックカーといった明確なセグメントに分かれ、それぞれが独自の語彙と1〜2人の多作なアンカー(中心人物)を持っています。
1人で3番組を持つホスト
John McElroy氏は、誰よりも多くの番組を手がけています。デトロイトで長年運営してきた「Autoline」ブランドのもと、デイリーブリーフ、ロングフォームのインタビュー番組、週次のラウンドテーブルという3番組を展開。「Autoline Daily」は8分間のデイリーブリーフで1,089エピソード、「Autoline After Hours」はロングフォームで795エピソード、週次の「Autoline This Week」は685エピソードですが現在は休止中とされています。
一方、Mark Greene氏は2014年から週4日のペースで「Cars Yeah」を構築し、2025年1月にGinger Baker Rust氏へ売却。現在は同氏がホストを務めており、エピソード数は2,578に達しています。
多様なホスト形式とスペイン語番組の存在
多くのポッドキャストディレクトリは1番組につき1人の名前を表示しますが、実際の形式はより多彩です。名前のある人間ホストを持つ227番組のうち、71番組が2人組の形式で運営され、全体の3分の1近くを占めています。代表例の「Everyday Driver Car Debate」は、Paul Schmucker氏とTodd Deeken氏が、リスナーから寄せられた予算と状況をもとに具体的な車種を提案する番組で、1,159エピソードを数えます。また、3人以上のレギュラーホストを持つ番組も27番組あります。
注目すべきは、エピソード数4位がスペイン語番組である点です。José Ramón Zavala氏がホストを務める「Autos y Más」は1,602エピソードで、すべてスペイン語で配信されています。英語のポッドキャストだけを追っていると見逃しやすい、最も配信量の多い番組のひとつです。
セグメントごとに異なる「車の話」
EVの分野では、Rob Maurer氏が「Tesla Daily」を最も多作なEV専門番組へと育て、1,428の平日エピソードを配信した後、2024年1月に番組を終了しました。その後も「EV News Daily」や「Kilowatt」「Ride the Lightning」といった専門番組がこの分野を支えています。
購入アドバイスの分野では、Jerry Reynolds氏の「CarPro Radio」が単独の個人ホストとして最長の1,026エピソードを記録。最も多く言及される車種はF-150、トヨタ・カムリ、RAV4と、全米の新車販売チャートを反映した内容で、エンスージアスト志向の他番組とは異なる存在となっています。トレード側ではCarm Capriotto氏の「Remarkable Results Radio」が565エピソードを数えます。
Car Curiousは、これは「番組を作っているのは誰か」の地図であり、番組同士がどうつながるかを示すネットワークはまだ次の段階だとしています。ホストはほぼ定義上、自分のレーンにとどまるため、つながりはその一段下、番組間を移動するゲストや繰り返し登場する話題のなかに存在すると分析しています。
参照元:https://getcarcurious.com/stories/who-hosts-automotive-podcasting

