「UDトーク」で知られるShamrock Records株式会社は、2026年9月より、音声をさまざまな形でテキスト化して活用できるデスクトップアプリ「Mojidas(モジダス)」の提供を開始しました。会話の記録、リアルタイム字幕、動画・音声ファイルの文字起こしに対応し、翻訳機能やMCP連携も備えています。

音声認識の主な用途をまとめたデスクトップアプリ「Mojidas」
Shamrock Records株式会社(本社:東京都練馬区、代表取締役:青木秀仁)は、高精度の音声認識アプリ「UDトーク」などを開発する企業です。同社は新たに、音声を多様な形でテキスト化して活用できるアプリ「Mojidas(モジダス)」を開発し、2026年9月にサービスを開始しました。
同社は、文字起こしや字幕作成といった音声認識サービスでは、利用者の用途によって求める仕様が異なる点に着目しています。Mojidasは、音声からテキストへの変換で求められる機能の大部分を、簡単に使える形で実装したアプリです。「会話の記録」「リアルタイム字幕」「動画・音声ファイルの文字起こし」の3つの用途に対応しており、テキスト、CSV、字幕データ(SRT/SBV)を作成できます。また、それぞれの機能が翻訳にも対応しています。
Mojidasの5つの機能と特徴
1. 記録作成・文字起こし
会議や講義、インタビューなどの内容を、その場で文字と音声として記録できます。
- アプリの音声とマイクの音声を同時に認識
- 発話ごとの録音を聞き直しながら修正が可能
- テキスト形式やCSV形式で書き出し
2. リアルタイム字幕
話している内容を見やすい字幕画面として表示し、会議や配信で共有できます。
- 字幕専用ウィンドウを表示
- リアルタイム翻訳の利用時は、原文と翻訳を2列または2段で表示可能(追加料金なし)
- Zoom、Teams、OBSなどで共有可能
- 背景色や文字サイズを自由に調整可能
さらに、仮想カメラ「Mojidas Camera」を使うと、オンライン会議アプリのカメラに字幕を映像として出力できます。聴覚に障害のある方が会議に参加する場合、手話通訳と併用する形でも役立つとしています。動画配信ソフト「OBS」でも映像キャプチャデバイスとして取り込めるため、字幕を簡単に合成できます。
3. 動画・音声ファイルの字幕作成・文字起こし
収録済みのファイルから文字起こしを作成し、確認・修正したうえで字幕として書き出せます。
- 動画・音声ファイルを選択して音声認識を開始
- 動画を見ながら認識結果を修正可能
- 操作に合わせて自動で再生・停止
- 翻訳版の字幕データを作成する機能
- 指定位置での分割・結合、開始位置のタイミング合わせなど詳細な字幕データの作成が可能
4. MCP連携による作業の効率化
Mojidasはローカルでのmcp連携に対応しており、Claude DesktopやChatGPTから保存済みの記録を参照したり、認識の操作を行ったりできます。
同社が紹介している活用例では、1日に行われる複数のミーティングをMojidasで記録しておき、MCP連携でGoogleカレンダーや資料とも連携させます。そのうえで当日のミーティングのレポート作成を指示すると、スケジュールと照らし合わせてレポートを作成できるとしています。リアルタイムの音声認識中に、それまでの内容をMojidasから取得して要約させるといった使い方も可能です。
また、すでにUDトークを利用している場合は、UDトークで蓄積した単語リストを共有できるため、新たに単語を登録し直す手間がかかりません。
5. 音声認識エンジン「AmiVoice®」を採用
Mojidasは、日本語の音声認識においてシェアNo.1とされる音声認識エンジン「AmiVoice®」を使用しています。同社は、これにより高い認識精度での文字起こしや字幕化を実現しているとしています。データセキュリティに関する情報は、公式サイトで公開されています。
料金体系:無音時間は消費しない従量制
Mojidasは、メールアドレスのみでアカウント登録でき、登録後は毎月30分まで無料で利用できます。無料枠は毎月リセットされ、翌月への繰り越しはありません。
有料の追加時間は次の2種類です。いずれも買い切り型で、有効期限や自動更新はありません。
- アカウント無料枠:毎月30分無料(アカウント作成・メール認証の完了が条件)
- 60分チャージ:330円(税込)
- 10時間チャージ:2,200円(税込)
追加時間は無料枠が残っていても購入できます。支払いに使うカード情報はブラウザー上のStripe決済画面で入力し、Mojidasには保存されません。
料金の消費方法にも特徴があります。リアルタイム認識では、無音の時間は料金を消費しません。動画・音声ファイルの認識でも、ファイル全体の長さではなく、音声認識が検出した発話時間の分だけがカウントされます。
企業・団体向けには、管理しやすい料金体系の法人プランも用意されています。
リリース記念で無料時間を1時間追加
アプリのリリースを記念し、2026年10月31日まで、毎月の無料利用時間30分に1時間が追加され、合計1.5時間に拡大されます。
Mojidasが向いている利用シーン
同社は、次のような利用者にMojidasが適しているとしています。
- 動画の制作本数が少ない方(月1本程度):30分以内の動画であれば、毎月の無料枠だけで文字起こしと字幕作成ができます。不足した場合も60分330円で追加できます。
- 週1回程度、会議の議事録を作成したい方:リアルタイム認識は無音部分で料金を消費せず、チャンネルごとの発話時間のみを合算する料金体系です。
- 月額契約をせず、必要な時だけ使いたい方:月額契約や自動更新はなく、購入した時間は無期限で有効です。
- 記録を自分のPCで管理したい方:録音、認識結果、編集内容は端末内に保存され、確認・修正・書き出しまでローカルで行えます。
先行利用者の声
プレスリリースでは、Mojidasの利用者の感想も紹介されています。
NPO法人の職員は、社内のオンライン会議や編集動画の字幕作成に活用しているとのことです。オンライン会議では1台のパソコンで認識から字幕表示まで完結するため機材の準備が楽になったこと、従来は専用のインターフェースが必要だったカメラ出力が簡単な設定でできるようになったことを挙げています。動画の字幕作成についても、以前は複数のアプリを使い分けていた作業を一つのアプリで行え、波形表示で字幕のタイミングを視覚的に確認できる点が便利だと評価しています。
IT企業のIT担当者は、オンライン会議ツールなどのアプリ音声も拾えるため、ボットを会議に参加させずに記録を取れる点を便利だとしています。また、翻訳機能を海外のミーティングやイベントでも活用する考えを示しているほか、複数のマイクを接続して話者ごとに分けて記録できる点にも言及しています。
開発元の代表製品「UDトーク」について
Shamrock Recordsの代表製品であるUDトークは、音声認識と自動翻訳を活用したアプリです。2022年に放送されたドラマ「silent」で、聴覚に障害のある主人公が会話に使う場面が多く描かれたことで、広く知られるようになりました。
UDトークは、コミュニケーション支援、テキスト入力支援、文字起こし・議事録作成支援といった用途で導入が進んでいます。累計100万ダウンロードを記録し、全国で1,000以上の自治体・官公庁・教育機関・企業・団体に導入されています。活用事例として、東京都知事会見の字幕版配信におけるリアルタイム字幕や、東京消防庁での聴覚障がいのある方や外国人の方とのコミュニケーション支援が紹介されています。
サービス概要
- サービス名:Mojidas(モジダス)
- URL:https://mojidas.jp
- 主な機能:音声のテキスト化と活用(リアルタイム、音声・動画ファイルの両方に対応)
- 提供開始:2026年9月
- 提供元:Shamrock Records株式会社(東京都練馬区、代表者:青木秀仁)
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000110136.html

