AI活用のポッドキャスト録音および編集プラットフォームを開発する「Podcastle」がポッドキャストを成功させる要素をまとめたレポートを発表しました。今日はこのレポートの中から一部を紹介します。
Podcastle / What Makes a Good Podcast? The Perfect Formula Revealed
この調査は2024年4月に、米国Apple Podcast上位ランキング250番組の分析と、リスナー1,000人へのアンケートによりまとめられた結果となっています。
まず、もっとも成功するジャンルは、社会と文化(27%)、コメディーとユーモア(21%)、トゥルークライム(20%)とのこと。
また調査対象の番組では、エピソードの平均時間は65分、インタビュー形式が人気で、動画コンテンツを提供していたのはわずか22%だったそうです。
リスナーがまた聴きたいと思う理由は、新しい情報・視点(70%)、ホストとゲストのエンタメ性(69%)、視聴の便利さ(37%)が挙げられています。
ポッドキャスト配信を始める理由は、収益面(34%)、創造性の表現のため(26%)、知識と専門知識を共有するため(19%)と続きました。
ミレニアル世代の3分の1以上が営利目的でポッドキャストを制作をしたいと考えており、さらに25人に1人が陰謀論に関するポッドキャストを制作したいと考えているそうです。米国で陰謀論の番組が多いのも納得です。
最も成功しているポッドキャストのカバーアートは黒と青で、次いで白だそうです。38%は太字フォントを使用し、48%はホストの写真を掲載しているとのこと。他、人気のあるイントロの長さは30~59秒、イントロの50%に広告が含まれる、1分あたりの平均語数は174語など興味深い結果が示されています。
ポッドキャストの再生速度は、1倍速(85%)、1.25〜2倍(14%)で聴かれており、Z世代の10人中1人は1.25倍速でポッドキャストを聴いています。
ポッドキャストに関する嫌悪感についての質問では、広告が多すぎる(72%)、音質が悪い(49%)、ホストが自己宣伝に熱心すぎる(38%)、ホストがゲストに話させない(36%)と続きました。これは気をつけないといけないですね。
ではまた!