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中国インターネットユーザーの5人に1人が「Ximalaya」(シマラヤ)でポッドキャストを聴取

今回は、中国のポッドキャストに関するレポートを紹介します。中国を代表するオーディオプラットフォームの「Ximalaya(喜马拉雅・シマラヤ)」の利用動向となります。

South China Morning Post / Podcasts gain popularity in China as one in five internet users tuned in last year, report says

Ximalayaは、総ダウンロード数 6億超、登録ユーザー数 4億人、2021年の平均MAU 2.5億人、平均使用時間 141分、中国での業界シェア 73%を有する大手の音声プラットフォームです。

そのXimalayaが2023年、2億2,000万人以上が、Ximalayaで31ジャンルにわたるポッドキャストを聴取していると発表しました。これは、中国のインターネットユーザーの5人に1人がポッドキャストを聴取している計算になります。また、2023年だけでXimalayaのプラットフォームは前年よりも520万以上多くのポッドキャストエピソードを配信したとのこと。

リスナーについては、24歳から40歳までの比較的若い層が60%以上を占め、居住地も北京や上海といった主要都市(一線都市と二線都市)が全体の65%を占めているそうです。50%以上が有料ユーザーで、Ximalayaはその収益をもとに2023年に2万2,000人以上のポッドキャスターに総額7000万元(日本円でおよそ14億円)を支払っています。

中国のリスナーは主に通勤中にポッドキャストを聴取しており、人気のあるジャンルは、健康とライフスタイル、中国の歴史、世界政治、最先端のテクノロジー、ビジネスとエンターテイメント、ファンタジーやスリラーの物語となっています。一般的に人気のあるニュースや政治関連の番組については、中国のオンラインコンテンツに対する検閲が非常に厳しいため、番組自体が少ないと指摘されています。

ポッドキャスト聴取率でみると、5人に1人が聴く中国に対して、6.5人に1人が聴く日本と、少ししか差がないようにみえますが、人口規模が全く違うので中国のポッドキャスト市場は日本よりはるかに進んだ状況といえます。
ではまた。

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