MicrosoftがサポートサイトでWindowsでの「Cortana」のサポート終了を発表しました。既に2020年8月にスマートフォン向けCortanaアプリやCortana搭載スマートスピーカーのサポートが終了していたため、その流れにそったものだと思われます。今回はこのニュースをお伝えします。
Microsoft Support / Windows での Cortana のサポート終了
Cortanaといえば、Alexa、Siri、Google Assistantと並んでAI音声アシスタントとしてリリースされていたものですが、2023年後半からWindowsでのスタンドアローンアプリとしてのサポートはなくなることになりました。なお、WindowsでのCortanaのサポートはなくなるものの、生産性アシスタントとしてのCortanaはOutlookモバイル、Teamsモバイル、Microsoft Teamsディスプレイ、Microsoft Teamsルームにおいては引き続き利用可能としています。
MicrosoftはCortanaのかわりに以下の代替ソリューションも発表しました。
Windows 11の新機能「音声アクセス」
音声を使ってのPC操作、たとえばテキストを書いたり、アプリケーションを開いたり、切り替えたり、ウェブを閲覧したり、電子メールを読み書きする機能。
新しいBing
質問を話すことでBing Chatが信頼できる複数の情報源を引用して簡潔な回答を提供してくれる機能が用意されます。
Microsoft 365 Copilot
カレンダー、電子メール、チャット、ドキュメント、ミーティングなど、Microsoft 365のデータを使用して、コンテンツの作成、編集、共有などを支援する機能。
Windows Copilot
2023年6月にWindows 11のプレビュー版として提供される、OSに完全に統合された新しいAIアシスタント。こちらの方が高機能であるため、今回Cortana終了のきっかけになっています。
Cortanaを普段使っていた人には使い勝手が変わる部分はありますが、今まで使ってない人は音声UIを体験するいい機会かもしれません。
ではまた!