長城汽車が車載インフォテインメントにおけるインターネットラジオとポッドキャストの導入でACCESS EuropeとRadiolineを採用

ACCESS Europeが、車載インフォテインメント向けプラットフォーム「ACCESS Twine for Car(以下Twine4Car)」にRadiolineのオーディオエンターテインメントアプリを統合し、中国自動車メーカーの長城汽車の欧州モデル向けに提供開始することを発表しました。今回はこのニュースをお伝えします。

ACCESS / 長城汽車、車載インフォテインメントにおけるインターネットラジオとポッドキャストの導入で、ACCESS EuropeとRadiolineを採用

「Twine4Car」とは?

Twine4Carは、専用の車載アプリストア、テレビなどのコンテンツを統合管理するエンターテインメントハブ、自動車メーカー向けの収益化などのビジネスモデル支援、Androidネイティブアプリのサポート、マルチディスプレイ対応によるシアター体験、ペアレンタルコントロール、リモートコントロールなど車載インフォテインメントに必要とされる機能を統合した自動車メーカー向けのプラットフォームです。自動車メーカーはこれを自社ブランド向けにカスタムして導入することで、コネクテッドな車内体験を容易にユーザーに提供することができるというものです。

「Radioline」が「Twine4Car」と統合

Radiolineは、コネクテッドカー・ユーザーへ強化されたシームレスな体験を提供するというビジョンのもと、独自のアプリを開発しています。現在161カ国・11万以上のラジオチャンネル、インターネットラジオ局、全国・地域番組、ポッドキャストを提供しています。

長城汽車がTwine4Carを導入

長城汽車は電気自動車ブランド「ORA」およびSUVブランド「WEY」の欧州向けモデルにACCESS Europeを選定し、Radiolineを統合したTwine4Carを導入することが今回発表されたというわけです。これにより、車内で多くのラジオ、ポッドキャストがシームレスに楽しめるようになります。

日本では、ポッドキャストを車内で楽しむとなるとスマホのポッドキャストアプリで再生し、車のBluetoothでスピーカー出力して聞くことが多いと思いますが、車内のインフォテインメントシステムに統合されシームレスに操作できるのに比べればまだ手間がかかるというのが現状です。

もっと日本でも標準でポッドキャストが楽しみやすい車が増えるといいなと期待しています。

蛇足ながら、最新のインフォテインメントシステム搭載の車を持っていない僕は、Amazon Echo Autoを導入して音声でSpotifyから任意のポッドキャストを再生するよう指示して使っています。これはこれで慣れると使い勝手もよく、おすすめです。
ではまた。