Edison Researchが、音声聴取を調査したレポートを発表しました。「Share of Ear」と呼ぶメディアリサーチで、ユーザーが24時間の間に聞いたすべての音声を測定し分析するというものです。今回はこのレポートの概要を紹介します。
Edison Research / 06.28.2023 Weekly Insights Drilling Down to the Core
今回発表された資料は、さまざまなオーディオ総聴取時間のうち、最も多くそのプラットフォームのオーディオを聴いている年齢/性別人口層「コアオーディエンス」と、そのプラットフォームの全聴取時間における割合を示したものです。
また同時に、コアオーディエンスとは逆にもっとも聴いていない年齢/性別人口層「ローエストオーディエンス」も示されました。これにより、プラットフォームごとにどの年齢・性別の人が遅れをとっているのかもわかるというわけです。
■Core Audiences by Platform
まず、もっとも使っているコアオーディエンス。
AM/FMラジオ
55歳〜64歳の男性が最多。オーディオ総聴取時間のうち60%を費やしています。
ポッドキャスト
25歳〜34歳の男性が最多。オーディオ総聴取時間のうち16%を費やしています。
オーディオブック
18歳〜24歳の女性が最多。オーディオ総聴取時間のうち5%を費やしています。
■Lowest Audiences by Platform
もっとも使っていない人々、ローエストオーディエンス。
AM/FMラジオ
18歳〜24歳の男性が最小。オーディオ総聴取時間のうち11%を費やしています。
ポッドキャスト
55歳〜64歳の男性が最小。オーディオ総聴取時間のうち4%を費やしています。
オーディオブック
45歳〜54歳の男性が最小。オーディオ総聴取時間のうち1%を費やしています。
今回のデータはあくまで米国の調査結果ですが、ポッドキャストのコアオーディエンスとローエストオーディエンスの聴取時間が4倍も差があるのは驚きですね。かなり年齢に偏りが感じられる結果となっています。
ではまた!