radikoが脳科学の見地から実証実験を実施「音声広告は映像広告より、自分ごと化・注意が向く・記憶に残る優位性あり」

radikoが脳科学的知見と脳計測技術を有するNeUの協力のもと、脳科学の見地から音声が記憶にもたらす影響を明らかにする実証実験を行い、その結果を発表しました。今日はこのニュースを紹介します。

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■音声広告と映像広告の記憶の違い

音声広告は映像広告よりも「自分に向けられた情報」「自分に合った情報」として情報を受け取る「自分ごと化」に関連する記憶領域の脳活動が高まるそうです。結果として、1習慣後の広告のストーリー・内容の記憶維持率が音声が65%に対して映像広告は61%と差が出ています。

■脳血流・心拍・皮膚電位の違い

音声広告は映像広告と比較して、「自分ごと化」に関連する領域(vmPFC)の脳活動が大きくなり、心拍・皮膚電位についても交感神経優位な状態にいることが観察され、リラックス状態にありながら高い覚醒状態で音声広告を聴取していたことが観察されたそうです。

■商品・サービス名の記憶率・記憶維持率、広告のストーリー・内容の記憶率の違い

音声広告は映像広告に比べて実験1週間後の「商品・サービス名」の記憶維持率が1.9倍も高く、また、実験直後・実験1週間後の「広告のストーリー・内容」の記憶率が高いことがわかったそうです。

■記憶想起の違い

映像を見て過去の記憶を思い出した経験がある人が38%であるのに対し、音声を聴いた場合は70%が思い出した経験があると回答しています。

■感情・気持ちの記憶の違い

音声による記憶の想起経験がある人のうち、一般生活者の43%、ラジオリスナーの60%が、音声を聴いたときに、そのときの自分の感情や気持ちを思い出したと回答しています。

ここまで音声広告と映像広告を比較した調査も珍しいので、興味のある方はぜひ元のプレスリリースもご覧ください。
ではまた!