ポッドキャスト版「Audiostart News」も配信中!各ポッドキャストプラットフォーム「オーディオスタートニュース」で検索!

パット・コンド氏「広告主はポッドキャスト番組選定をNGワードではなく礼儀正しさを軸に判断すべき」

ForbesにてAIを活用したポッドキャスト広告についてのコラムが掲載されました。今日はこの記事の一部を紹介したいと思います。

Forbes / How AI Can Help Advertisers Fully Capitalize On Podcasting Opportunities

このコラムは、コンテンツ評価会社SeekrのCEO兼創設者パット・コンドによるものです。

現在、ポッドキャストはメディア業界で最も急速に成長しているビジネスの1つであり、世界中で4億6,400万人以上のリスナーがいます。ポッドキャスト広告収入も2022年から2025年で2倍以上に増加すると予想されており、まさに注目の広告サービスとなっているのはAudiostart News読者の皆様ならご存知のことかと思います。

パット・コンド氏は今回のコラムで、ポッドキャストは既存のテレビやラジオ番組と異なり、ひとつの番組で広範囲なトピックを扱うことも多いという特性があり、ブランドセーフティーを気にする広告主はどのポッドキャスト番組に広告を出すべきか判断が難しく出稿を躊躇してしまう部分があるといいます。

また、ブランドセーフティーを従来のやり方であるブラックリストに入れたNGワードを中心に配信先番組をブロックする方法では、様々なエピソードが過剰にブロックされてしまうと指摘しています。広告主によっては、「銃撃」、「飛行機事故」、「最低賃金の引き上げ」、「流血」など3,000〜4,000語をNGワードに設定しており、エピソードに少しでもこれらのNGワードが含まれると、価値のあるポッドキャスト番組であっても広告を出さないということになってしまうというのはちょっとやりすぎな気がしますよね。

この問題を解決するのがAIを活用した「礼儀正しさ」をベースとしたブランドセーフティーの考え方です。パット・コンド氏は、具体的にはAIを使って文脈に応じて単語の意味を理解し、その番組が広告主にとって安全で受け入れられるものなのか、非常に物議を醸す危険なものなのか、またその程度はどのぐらいなのかを判断できるようにすることだと言います。

「礼儀正しさ」という指標で判断すると、広告主は特定のポッドキャスト番組が何を言っているのか、個人攻撃や非礼行為を行っているかどうか、またどの程度行われているか、そして表面上は危険性の高い言葉を使っている状況を把握できるようになります。これにより従来のNGワードベースのブランドセーフティーのやり方では対象とならなかった何万もの高価値ポッドキャスト番組への広告配信の機会が開かれることになり、広告主に与える影響は大きいと指摘しています。

まったく同感です。ではまた!

タイトルとURLをコピーしました