AMラジオ放送の放送事業者13社・AM局34局が放送休止へ

民間AMラジオ放送事業者13社が、2024年2月1日以降、AMラジオ34局の運用を一定期間休止することを発表しました。今日はこのニュースを紹介します。

総務省 / AM局の運用休止に係る特例措置

民間AMラジオ放送事業者は、AMラジオ放送の維持コストの負担が難しいといった理由などにより、コストが抑えられるFMラジオ放送への変更(FM転換)や、FM転換を伴わないAM放送局の廃止(AM局廃止)を検討していました。そんな中、総務省は2023年1月に、AMラジオ放送事業者がFM転換やAM局廃止を検討するに当たり一定期間内にAMラジオ放送を休止できる特例措置を設けました。
今回、2023年11月の放送免許更新に合わせ、この特例措置の適用を受けた13社が一定期間(2024年2月1日~2025年1月31日)の休止を行うことが発表されました。この休止による社会的影響、特に聴取者への影響を検証し、今後の経営判断の材料としていくことになっています。

今回休止を行う民間AMラジオ放送事業者一覧

■株式会社アイビーシー岩手放送 2024年2月1日~2025年1月31日
■株式会社茨城放送 2024年2月1日~2024年7月31日
■株式会社新潟放送 2024年2月5日~2024年9月1日
■北陸放送株式会社(準備中)  2024年8月1日~2025年1月31日
■福井放送株式会社 2024年2月5日~2024年8月4日
■東海ラジオ放送株式会社 2024年7月1日~2025年1月31日
■山口放送株式会社 2024年2月5日~2025年1月31日
■南海放送株式会社 2024年2月1日~2024年9月30日※減力期間も含む
■RKB毎日放送株式会社 2024年2月5日~2025年1月31日
■九州朝日放送株式会社 2024年2月5日~2025年1月31日
■長崎放送株式会社 2024年2月5日~2025年1月31日
■株式会社熊本放送 2024年2月5日~2025年1月31日
■株式会社南日本放送 2024年2月1日~2025年1月31日

ではまた。