AIによるコンテンツ評価を行うSeekrが、ポッドキャスト広告主向けのブランドセーフティーと適合性プラットフォーム「Seekr Align」を発表しました。今日はこのニュースを紹介します。
以前SeekrのCEOによるコラムを紹介しましたがそこで話が出ていた「礼儀正しさ」をスコア化して評価するシステムを製品化したというものです。アドセーフティーにおいて、単純にNGワードをブロックしたり、複雑な会話を避けたりするだけでは不十分であるという課題を解決するためのソリューションとなっています。
大規模言語モデルに基づいて構築されたもので、音声に含まれる言語のニュアンスを理解してコンテンツ評価およびスコアリング機能を実装したことで、ヘイトスピーチや個人攻撃なども適切に識別してブロックできるとのこと。現時点でEdison Researchの上位1,000番組のランキング内で数十万のポッドキャストから800万分以上の音声をスコアリングしているそうです。
Seekrの社長兼最高技術責任者(CTO)のロブ・クラーク氏は「ブランドはトップ番組だけに集中するのではなく、いわゆるポッドキャストのロングテールを活用できるようになります。私たちは、これまでは用心深さから完全に無視されていたかもしれない市場のカテゴリーや番組にビジネスチャンスを切り開くことに興奮しています。」とコメントしています。
ではまた。