Edison Researchの2023年第4四半期の「Share of Ear」調査結果に基づいて、Cumulus Media / Westwood OneのAudio Active Groupが、米国で音声広告が含まれるオーディオに費やした時間をまとめたレポートを公開しました。今日はこのニュースを紹介します。
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Westwood OneがEdison Research調査をもとに米国で音声広告が含まれるオーディオに費やした時間をまとめたレポートを公開
■広告付き音声を1時間聴くと?
米国の広告付きの音声を1時間聴く時の内訳を集計した結果、AM/FM ラジオの聴取時間は41分、ポッドキャストの聴取時間は12分となりました。米国では、AM/FMラジオとポッドキャストの合計が53分となり1時間のうちおよそ87%を占めています。
■広告付き音声を車内で1時間聴くと?
続いて、車内で広告付きの音声を1時間聴く時の内訳を集計すると、AM/FMラジオの聴取時間は51分、ポッドキャストの聴取時間は4.4分となりました。よりラジオの時間が増えていることがわかります。
■広告付き音声のシェア
AM/FMラジオは68%と圧倒的ですが、ポッドキャストが20%に急上昇しています。
■車内での広告付き音声のシェア
車内に限ると、AM/FMラジオは86%とさらに圧倒的なシェアに。次いでポッドキャストが7%と続きます。
■広告付き音声に占めるスポークンワードの割合
スポークンワードとは「話し言葉」でニュース、スポーツ、トーク、オーディオブックなど「音楽」以外の音声コンテンツを指した言葉です。このスポークンワードの比率は年々上昇し、2023年Q3では40%を締めるほどに成長しています。
■ポッドキャスト聴取時間推移
25~54歳の間では、32%が毎日ポッドキャストを聞いており、これは2016年以来5倍に増加しています。
前回同様、米国ではポッドキャストの成長は続いていますが、まだまだAM/FMラジオが強い状況が見て取れるレポートでした。
ではまた!