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DTS調査「米国消費者は車内エンターテインメントを高く評価」

映画やテレビ放送などで使用される音声のデジタル圧縮記録・再生方式を開発するDTSが、米国での車載エンターテインメントに関するレポートを発表しました。今日はこのニュースを紹介します。

dts / Consumer Survey 2023 – From In-Vehicle Entertainment to Integrated In-Cabin Experience

このレポートは自動車を所有またはリースしている17歳以上の米国消費者1,015名を対象に2023年9月29日~2023年10月3日に実施した調査結果となっています。

■車載エンターテインメントの重要性

年齢別に車載エンターテインメントの重要性を尋ねたところ、全体では65%、44歳以下の約80%が重視していると回答しています。米国では車載エンターテインメントの重要性が想像以上に高いという印象ですね。

■車載エンターテインメントに何を求めているのか?

車載エンターテインメントを重要と考えてる人の中で、求める機能について尋ねたところ、「車が放送圏外になってもデジタル放送を聴き続けられること」82%、「幅広いコンテンツ(地域ラジオ、ストリーミング、ポッドキャスト、オーディオブックなど)があること」81%、「コンテンツが簡単に見つけられる」81%、「コンテンツがパーソナライズされている」75%、「コンテンツの追加情報(アルバムジャケット、関連情報など)」63%と続きました。

車内特有という意味では、ラジオの電波が入らないところでも使えること、簡単にコンテンツを見つけることができるといった部分がなるほどという感じですね。

■車内を第3の場所(サードプレイス)としてみているか?

自宅や学校、職場でもない、居心地の良いカフェや公園等の「第3の場所(サードプレイス)」という観点で車内空間を考えているかを尋ねたところ、従来の第三の場所に匹敵する、もしくは上回るという回答が増えています。

全体では50%が、25歳〜34歳は74%が自分の車を第3のスペースと見なしていると回答しています。また、場所別で見ても、美術館、ショッピングモール、コンサート会場、ジム、図書館、カフェ、レストラン・バー、公園、ビーチよりも重要と考えている人が過半数以上いることは驚きですね。

DTSの親会社、Xperiのコネクテッドカー担当シニアバイスプレジデント・ジェネラルマネージャー、ジェフ・ジュリー氏コメント
パーソナルカーの役割は、A地点からB地点への単なる移動手段以上のものへと進化し続けており、それに伴い、消費者の車内エンターテインメントに対するニーズも、深く統合されたコンテンツから、簡単に発見できる高画質ビデオまで、より複雑になってきています。消費者、特にZ世代とミレニアル世代が、車内をカスタマイズ可能でコンテンツが豊富で快適な第3の空間とする体験を求めています。

ではまた!

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