ポッドキャスト制作支援のThe Podcast Hostが「リスナーがポッドキャストとどのように関わりたいかを示す調査結果」を発表しました。今日はこの記事を紹介します。
The Podcast Host / Survey Reveals How Listeners Want to Engage With Your Podcast
記事冒頭で、ポッドキャストのコンテンツを定期的に公開するだけで、ほとんどのリスナーの関心を維持するのに十分であるとしつつも、ただ聴くだけではすべての人にとって十分ではないのも事実と語られています。リスナーの中には、ポッドキャスターと直接交流したり、友達と番組について話したり、レビューを投稿して自分の考えを世界に知らせたりしたい人もいます。 そこで、リスナーと関わるための戦略を導き出すための調査結果がまとめられたというものです。
今回の調査は109人のポッドキャストリスナーを対象に行ったものとなっています。
■ポッドキャストをシェアする理由は?
この質問に対してトップとなったのは「番組を楽しんだ場合」(48%)で、これは当然の結果だと思います。続いて、「ポッドキャスターがお願いしていたから」(39%)で、「この番組を好きそうな人を知っているから」(13%)を上回っています。ポッドキャスターが番組の中でシェアをお願いするのはとても有効で、ネガティブなこともないと記事では指摘しています。たしかに、自分がリスナーだった場合に、ホストがお願いをしていても特に嫌な気分にならないですよね。
■ポッドキャスターと連絡を取るきっかけは?
まず、リスナーがポッドキャスターに連絡を取りたいと思う理由はたくさんあることがわかりました。トップは「コンテンツが面白いから」(30%)で、いわゆるファンレター的なものでした。ついで「最近のトピックについて貢献できることがある」(21%)、「質問をするため」(21%)、「相手の考え方に同意する」(15%)と続きました。さらに調査では、ポッドキャスト番組の規模が小さくニッチなほど、リスナーが連絡を取りたがる可能性が高くなることがわかったそうです。
■ポッドキャスターに連絡するための方法は?
リスナーがポッドキャスターに連絡する時の方法を尋ねたところ、トップは「Eメール」(30%)、ついで「ソーシャルメディアでのコメント」(20%)、「その他」(17%)、「discordなどのコミュニティー」(17%)と続きました。リスナーは思った以上に様々な方法で連絡をしていることがわかりますね。
■ポッドキャストの評価やレビューをしますか?
リスナーに評価やレビューをしてもらうのは、ポッドキャストをシェアしてもらう以上に大変なことがわかりました。レビューしていないがリスナーが71%と大多数で、レビューをするのはわずか29%でした。レビューを増やす対策として、「リスナーに番組の評価やレビューを明示的に依頼する」、「レビューを残す場所を指定せずユーザーが使用中のプラットフォームでレビューできるようにする」、「ポッドキャストができるだけ多くのプラットフォームで利用できるようにする」、「各プラットフォームで評価やレビューを残す方法を説明する短い文章を提供する」といった方法が考えられるとしています。
ではまた!