Magellan AI調査「2024年第1四半期、ポッドキャスト広告費は対前年比39%増加」

今回はポッドキャスト広告支援ツールを提供する「Magellan AI」が発表した「2024年第1四半期のポッドキャスト広告支出」に関するレポートを紹介したいと思います。

Magellan AI / Quarterly benchmark report

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■2024年第1四半期ポッドキャスト広告費は?

2024年第1四半期全体のポッドキャスト広告費は2023年第4四半期を7%下回ったものの、前年同期比では39%上回りました。通常、広告費は第1四半期は抑えられがちで、一方第4四半期は盛り上がる傾向があるためこういう結果になっています。

■2024年第1四半期ポッドキャスト広告支出額上位の広告主は?

トップはBetterHelpの2,460万ドル、2位はAmazonの1,560万ドル、3位はVGWの1,340万ドルでした。2024年第1四半期の広告主上位10社の広告費は前期比2%増の1億1,000万ドルに。広告主上位10社のうち6社は、前四半期のトップ広告主でした。今期はMGMとオラクルが新たにランクインしています。

■2024年第1四半期に最も予算が増加した業界

トップは54%増の「ヘアケア」、ついで38%増の「ソーシャルネットワーキング」、32%増の「ベビー」と続きました。ソーシャルネットワーキングはMetaの広告出稿が大きく影響しています。

■エピソード内の広告配信時間の推移

エピソード内の広告配信時間は2023年第4四半期の7.68%と比較して、2024年第1四半期は8.36%に増加しました。

■エピソードの長さ別の広告掲載率

エピソードの長さでみると、15分未満が22%で、15〜30分が11%、30〜60分が9%、60分超が6%となりました。なお、最も一般的なエピソードの長さは30~60分で39%を占めるそうです。またジャンルによっても異なり、15分未満のトゥルークライム番組の広告掲載率は62%、60分超のスポーツ番組の広告掲載率は8%でした。

■広告の長さと広告掲載位置

広告の長さは、トップが30秒(42%)、ついで60秒(19%)、15秒(9%)と続きました。

広告掲載位置は、トップがエピソードの途中に挿入されるミッドロール(53%)、ついでエピソード冒頭に挿入されるプレロール(30%)、エピソードの最後に挿入されるポストロール(17%)と続きました。

他、「2024年第1四半期に初めてポッドキャスト広告を出した新しいブランドは1,477社」、「ポッドキャスト広告の52%はブランド認知目的、ダイレクトレスポンス目的は44%」といったデータが解説されています。
なかなか興味深いデータでしたね。

ではまた!