The Podcast Host「ポッドキャストアワードに応募する価値はあるのか?」

ポッドキャスト制作支援のThe Podcast Hostが「2024年のポッドキャストアワード:全リストと参加する価値はあるのか?」と題したコラムを公開しました。今日はこの記事を簡単に紹介します。

The Podcasthost.com / Podcast Awards in 2024: Full List & Are They Worth It?

■アワードがやりがいのあるものである理由は何か?

主に、ポッドキャスターは、応募プロセスにどれだけの労力を費やす必要があるかと、そこから得られるものを比較検討する必要があるとしています。アワード応募時にどの程度の情報が必要になるか、どのような料金がかかるかなどさまざまなコストを把握したうえで応募を考える必要があります。仮に応募プロセスに費やす時間やコストがアワードで得られるものよりも多い場合は、応募をせずに、そのリソースはポッドキャストのための他のことに使うべきと指摘しています。

特に独立系ポッドキャスターは、ポッドキャストアワードに応募しないことが多く、応募経験者はわずか8%だったそうです。応募しない理由は、応募にお金がかかるものが多い、独立系ポッドキャスターは優勝の確率が低すぎると考えるためとのこと。一方、アワードに応募した独立系ポッドキャスターの3分の2がノミネートされるか、受賞しているというデータもあります。

■たとえ優勝しなくても、ポッドキャストの賞やコンテストに応募するべき理由

応募にポッドキャストのワークフローの時間と労力がかからず、料金が許容範囲内で、賞金がポッドキャストのリスナー獲得に役立つなら、応募するべきとしています。ポッドキャストの良いPRになりますし、締め切りはやる気を起こさせるメリットがあるためです。また授賞式に参加できれば、、新しい人々と出会ったりさまざまな場所に行ったり、興味深い経験をしたりするのに役立つといいます。また優勝できなくてもファイナリストに残ったり、2位であってもPR的には意味があるとのこと。

■2024年のポッドキャスト関連アワード一覧

The Ambies: The Awards for Excellence in Audio
ポッドキャストアカデミーの賞で、ポッドキャスト制作者を支援しポッドキャストのの文化的価値を高めることを使命とする。料金は未定。2023年の料金は150~250ドル。

Apulia Web Fest
イタリアのデジタルコンテンツフェスティバル。国際的なポッドキャスターが参加できる。料金は10~25 ドル。

The Audio Production Awards
オーディオ制作における優れた業績を表彰するアワード。料金は未定。2023年は35ポンド〜55ポンド。

FINNOF International Festival of New Nonfiction Narratives
スペイン語のポッドキャストを表彰する初の国際フェスティバル。 料金は無料。

The Independent Podcast Awards
企業とのつながりがまったくないポッドキャストのために創設されたアワード。料金は30ポンド。

The International Women’s Podcast Awards
ポッドキャストにおける素晴らしい瞬間と、それを生み出す女性や多様な性別の人々を表彰するアワード。料金は個人では25ポンド、企業は60ポンド。

Minnesota WebFest
オンラインエンターテイメント形式に特化した米国中西部初の映画祭で、ポッドキャスト部門がある。料金は20~70ドル。

New Jersey Web Festival
世界中から、あらゆるジャンルのデジタル作品を対象とするアワード。料金は49ドル〜69ドル。

The People’s Choice Podcast Awards
ポッドキャストの分野で最も長く続いているアワード。料金は50ドル。

The Signal Awards
ポッドキャスティングの水準を引き上げた人々とコンテンツを称え、称賛することを目的とししたアワード。料金は195~705ドル。

T.O. Webfest
独立系クリエイターを支援するアワードで、ポッドキャストも対象に。料金: 25ドル~75ドル。

Tribeca Audio Storytelling
脚本付きのコンテンツに特化しており、文章とパフォーマンスの卓越性に重点を置いたアワード。料金は30~40ドル。

■ポッドキャストアワードはあなたの番組にどのような効果をもたらすか?

いろいろな要素がありますが、もっとも重要なのは「自分が誇りを持って競争できるポッドキャスト番組を運営していることを確認することであり、アワードに応募することはそれを構築することに役立つ」と結論付けています。

ではまた。