米国の独立系ポッドキャストプラットフォーム「Buzzsprout」がポッドキャストのマネタイズに関するブログ記事を公開しました。今日はこの記事の一部を簡単に紹介したいと思います。
Buzzsprout / How to Make Money Podcasting: 8 Strategies For 2023
■ポッドキャスト広告とスポンサーシップ
ポッドキャスターに最も人気のあるマネタイズ手法はポッドキャスト広告となっています。ホストリード広告や事前に録音され挿入される広告などいくつかの手法があります。必ずしもジョー・ローガンのような膨大な再生数は必要なく、Buzzsproutでは月間500ダウンロードでも広告がつくこともあるとしています。収益は、再生数で支払われるCPMであったり、リスナーのアクション数で支払われるCPAなどがあります。アフィリエイトマーケティングもこの一種と言えます。
■プレミアムコンテンツ
リスナーに対して、有料で特別なサービスを提供する形で収益を上げることが可能です。例えば、ボーナスエピソード、拡張エピソード、早期アクセス、広告なしエピソードなどさまざまなメリットを出すことでお金をもらう仕組みです。これも広告についで使われている手法になっています。
■リスナーからのサポート・寄付
クラウドファンディングのように、リスナーが支援と感謝を示すための寄付を、ありがたく受け入れるという手法があります。番組概要にPayPalのリンクなどを設置することで、リスナーがその番組が好きという理由で寄付してくれることもあるそうです。
■グッズを販売する
番組のTシャツやステッカーを作って販売するといった手法があります。収入源になるだけでなく、マーケティングツールとしての価値もある取り組みとなります。どのようなグッズを作ればよいかわからない場合は、リスナーに何が欲しいかを聴くのもありだとしています。
■本を出版する
時間と手間はかかりますが、本の出版もマネタイズ手法の一つです。うまくいけば本の販売による収益が見込め、さらにポッドキャスト以外での認知度を広げることもできるメリットもあります。
■デジタル領域のサービスを提供する
デジタル領域で活用できるトピックやスキルを生かした展開でマネタイズすることも可能です。例として挙げられているのは、ビデオコンテンツやeラーニング教材を作る、PDFのドキュメントや教材を作る、オーディオ関連のサービスを提供するといったものです。また、ある領域の専門家として、コンサルティングやコーチングなどの受注も可能性があります。
■イベントを開催する
リアルイベントや、オンラインイベントなどでマネタイズすることも可能です。ポッドキャストのリスナーは、お気に入りのホストが実際にエピソードを収録するのを見るのが好きだと言います。
■副業をはじめる
ポッドキャスターとしての活動で得たノウハウを使って副業が可能だとしています。例としてオーディオ編集、ナレーション作業、文字起こし、グラフィックデザインなどの知見を生かした副業が挙げられています。
日本のポッドキャスターの皆様にも参考になることがあるのではないかと思います。なお、ポッドキャスト広告に興味のある方はお気軽にご連絡ください。
ではまた!