ニールセンより、「黒人の視聴者の関心を引く」という内容のレポートが出ていたので、今回はその一部を紹介します。
Nielsen / Engaging Black audiences
今回のレポートでは、米国の黒人視聴者が、話し言葉を重視し、会話を促し、つながりの感覚を生み出すメディアにいかに傾倒しているかを探ります。
●黒人視聴者がデジタルメディア全体のトレンドを牽引
米国の成人全員がコンピューターでインターネットを利用する時間は黒人成人より 1 週間あたり約 1 時間長くなっていますが、黒人の視聴者はスマートフォンやタブレットのアプリや Web サイトに 31 時間 56 分費やしており、これは米国全体より 2 時間も長い時間です。この視聴者がデジタル メディアに費やす時間を考えると、黒人文化が今日のデジタル トレンドの多くを牽引していることは驚くことではありません。
●ポッドキャストの力
黒人リスナーは、ポッドキャストからラジオまで、オーディオへのエンゲージメントを上回っています。多くの人にとって、今年の選挙は、ポッドキャストが聴衆にリーチし、会話を通じてリスナーに影響を与える能力を浮き彫りにしました。米国のリスナーは、2024年第3四半期のThe Recordで見られるように、1日の時間の18%をポッドキャストによる広告付きオーディオに費やしています。黒人リスナーの間では、ポッドキャストの広告が引き続き強力なブランド想起を促進し、リスナーに詳細を知り、購入するように動機付けています。
黒人の成人は長年のラジオリスナーであり、ラジオは依然としてこのコミュニティとつながるための強力なチャネルです。ラジオは、コネクテッド TV と同程度の黒人成人への週平均リーチを達成しており、各メディアは平均週に 2,740 万人の黒人成人にリーチしています。ポッドキャストと同様に、ラジオもコミュニティとつながりの感覚を生み出し、このチャネルに投資するブランドにとって強力なものになる可能性があります。
最近の Nielsen の調査では、黒人のリスナーは、地元のラジオで宣伝されているブランドの製品を試してみたい可能性が 2 倍高いことがわかりました。一部の広告主はすでにラジオに多額の費用を費やしています。黒人所有のラジオ局への支出上位10社を見ると、その大半が2024年上半期に支出を増やしています。
今回の紹介は以上です。
それではまた。