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動画オプションの増加にもかかわらず、ポッドキャスト視聴の主な手段は依然として音声である。

今回は、Westwook Oneがまとめたキュムラス・メディアとシグナル・ヒル・インサイツによる最新のポッドキャストダウンロードレポート「2025年春」の一部を抜粋して紹介します。

Westwood One / Audio Remains The Primary Mode Of Podcast Consumption Despite Growing Video Options, According To Brand New Cumulus Media And Signal Hill Insights’ Podcast Download – Spring 2025 Report

ポッドキャストダウンロードシリーズの第14回目となる今回は、2025年4月21日から30日までの期間、 毎週ポッドキャストを視聴する603名を対象に詳細な調査を実施しました。2017年以降、毎年2回の調査を実施しています。2025年春のレポートでは、過去の調査から得られた傾向を取り上げ、プラットフォームの嗜好、コンテンツのトレンド、広告主によるポッドキャスト広告の利用状況など、様々なトピックを検証しています。

以下に主なポイントについて記載します。

①ビデオオプションの増加にもかかわらず、ポッドキャストの主な視聴方法は依然としてオーディオ(58%)です。
毎週ポッドキャストを聴く人の 58% は、オーディオが主な視聴方法であると回答しています。
28% は、ビデオなしでオーディオのみを聴いていると回答しています。30% は、ビデオを最小化したり、バックグラウンドで再生したりしながら聴いていると報告しています。

②YouTubeは主要なポッドキャストプラットフォームですが、消費者が複数のプラットフォームでポッドキャストを聴いているため、ウォールドガーデンではありません。
主要なポッドキャスト調査リーダーは皆、YouTubeがポッドキャスト視聴率でトップだと口を揃えています。Edison、Triton、Cumulus Media、Signal Hill Insightsのポッドキャストダウンロードも同率です。

それでも、YouTubeの「最もよく聴かれる」という回答は、消費の大部分を代表しているわけではありません。
「ポッドキャスト利用者の大多数(61%)は、YouTube以外のプラットフォームを最も頻繁に利用しています。
そのうち約半分はSpotify(21%)とApple Podcasts(8%)を合わせたものです。
残りの32%は、iHeartRadio、Amazon Music、ポッドキャストのウェブサイトなど、数多くのアプリやプラットフォームが占めています。

動画ストリーミングの世界では、プラットフォームが番組を独占的に視聴できる場所であることがほとんどです。
『テッド・ラッソ』はApple TV+でのみ視聴可能です。『ジャック・リーチャー』はAmazonプライム限定、『イエローストーン』はParamount+/CBSでのみ視聴可能です。
あらゆるポッドキャストは、あらゆるプラットフォームで視聴できます。
ポッドキャストは他のメディアプラットフォームとは異なり、柔軟なマルチメディアの機会と、ポッドキャスト視聴者が視聴できるプラットフォームを提供します。

③毎週ポッドキャストを視聴する人の75%は、見逃したエピソードを後で視聴し、70%はリリース後24時間以内にエピソードを視聴しています。

④ポッドキャスト広告が効果的な理由:ポッドキャストホストはソーシャルメディアのインフルエンサーより3倍も影響力がある。

ソーシャルメディアのインフルエンサーは消費者のソーシャルフィードでほんの一瞬の注目を集める程度ですが、ポッドキャストの消費者はお気に入りのホストの話を何時間も聴きます。ポッドキャストのホストがソーシャルメディアのインフルエンサーの3倍の影響力を持つのも当然です。
これらの調査結果は、大手メディアエージェンシーであるMAGNAがVox Mediaと共同で発表した同様の調査結果を裏付けています。

⑤広告主によるポッドキャスト広告の採用は猛烈な勢いで増加し続けています。
Advertiser Perceptions によると、ポッドキャストの利用は過去 10 年間で 15% から 59% に急増しています。

今回の紹介は以上です。

それでは、また。

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