今回はSiriusXM Media調査レポート「ポッドキャストをめぐる大論争」を紹介します。
SiriusXM Media / Podcast Trends Report – The Great Podcast Debate
ポッドキャスティングは活況を呈しています。
視聴者数は急増し、新たなフォーマットが次々と登場し、かつてはニッチなメディアと思われていたものが、今や文化の柱となっています。今年のレポート「ポッドキャスト大討論」では、ポッドキャスティングの未来を形作る最も喫緊の課題を5つ取り上げます。ポッドキャスティングは成長しているだけでなく、進化しています。そして、私たちがその進化をどのように乗り越えるかが、次に何が起こるかを決定づけるでしょう。ポッドキャスティングの未来について、共に議論しましょう。①動画への移行
イエスと回答した25%は、Z世代とミレニアル世代にとって、動画は単なるおまけではなく、必須の要素です。視聴者は、司会者やゲストとの繋がりを深めるために、アイコンタクトやボディランゲージといった視覚的なヒントを求めています。
そして、動画というフォーマットは、こうしたパラソーシャルな関係性をリアルに感じさせ、交流とロイヤルティの両方を促進します。
最大規模で最も人気のある番組が何らかの動画戦略を採用しているのは、偶然ではありません。
ポッドキャストや司会者の発掘は、ますますビジュアル重視になりつつあり、
新進気鋭のポッドキャストタレントはTikTokなどのプラットフォームを利用して関心を喚起し、注目を集めています。
そして、次の大ヒット作や必見の瞬間は、バイラル動画クリップから生まれるのです。②スケール神話
回答者の35%は、視聴者数こそが広告主にとって最も重要な価値の原動力であると回答しています。トップ50入りを果たすには、通常、知名度が鍵となります。視聴者は既にテレビ、ラジオ、書籍、ソーシャルメディア、YouTubeなどでこれらのクリエイターを知っているので、ポッドキャストで彼らをフォローするのは大きな飛躍ではありません。多くの番組は、既存のファンベースを取り込むことで成功しています。③ブランドの視線
回答者の48%が、ブランドセーフティツールは信頼を築き、広告主の投資拡大につながると回答しています。ポッドキャストにおいて、ブランドセーフティはブランド適合性よりも重要視されています。番組は大規模な視聴者向けに制作されています。④AIの疑問
回答者の58%が、AIはポッドキャスティングにプラスの影響を与えると回答しています。AIはポッドキャスターや創造性に取って代わるものではありません優れたコンテンツは常に上位に上がります。Wondercraftでは、AIが協力者として機能し、ストーリーの作成、制作のスピードアップ、新しいフォーマットのテストを支援しています。これにより、ストーリーテラーはテスト、学習、そして共感を呼ぶものを発見することができます。⑤測定ギャップ
回答者の41%が、適切なツールとアトリビューションモデルがあれば、ポッドキャストの影響は効果的に測定できると回答していますポッドキャストの真の影響力は、間違いなく測定可能です。そのために、私たちは情報源であるポッドキャストのリスナーと視聴者に直接アプローチします。彼らにブランドに対する認識を尋ね、そのブランドのポッドキャストキャンペーンを聞いたことも見たこともない消費者と比較します。その違いから、その影響力の程度が明らかになります。
今回の紹介は以上です。
それでは、また。
