株式会社Hakuhodo DY ONEは、AIアバター技術を提供するKlleon Inc.の日本法人である株式会社KLleonと、戦略的業務提携契約を締結しました。両社は、超低レイテンシーの双方向対話と高精度なデジタルヒューマン生成を強みとするKLleonの先進技術と、Hakuhodo DY ONEのコンサルティング力やクリエイティビティを融合させ、企業ブランドの世界観を体現するAIアバターを制作・提供します。本記事では、提携の背景や提供するAIアバターの主な特長、今後の展開について、発表内容にもとづいて整理してお伝えします。
戦略的業務提携の概要
株式会社Hakuhodo DY ONE(本社:東京都港区、代表取締役社長:北爪宏彰)は、AIアバター技術を開発・提供するKlleon Inc.(本社:米国カリフォルニア州、代表取締役:ジン・スンヒョク)の日本法人である株式会社KLleon(本社:東京)との業務提携契約を締結しました。これにより、KLleonの先進技術とHakuhodo DY ONEのコンサルティング力やクリエイティビティを融合したAIアバターの制作・提供を推進し、企業の事業成長に貢献するとしています。なお、本取り組みは、博報堂DYグループの横断的なAI専門家集団「HCAI Professionals」の活動の一環です。
提携の背景にある課題
近年、AIの急速な進化に伴い、企業と生活者のコミュニケーションには、一人ひとりに最適化された顧客体験(CX)が求められるようになっています。こうしたなか、企業ブランドの世界観を保ちながら、生活者とインタラクティブで感情に訴える体験を創出する手段として、AIアバターの導入・活用が拡大しています。一方で、AIアバターを単なる接点にとどめず、人間らしい自然な表現や感情に寄り添うコミュニケーションを通じて、企業ブランドの価値観や世界観を細部まで体現し、顧客との関係性をいかに深めるかが、企業にとって重要な課題となっています。
KLleonは、独自のリアルタイムビデオ生成技術により、従来のAIアバターでは実現が困難だった業界先進の超低レイテンシーによる応答速度での双方向対話と、感情・非言語表現を含む高精度なデジタルヒューマン生成を両立する、世界で有数のAIテクノロジー企業です。また、国内外での認定受賞や多数のグローバル企業への導入を通じて、世界中で高い評価を獲得しています。
こうした背景から、Hakuhodo DY ONEは新たなCXを創出するAIアバターの提供において両社の強みを掛け合わせ、KLleonとの戦略的業務提携契約の締結に至りました。Hakuhodo DY ONEのコンサルティング専門チーム「Magicx consulting」が持つ豊富なAI活用推進の実績・知見やクリエイティビティと、KLleonの先進技術を融合させることで、没入感のある高品質な表現と、企業ブランドに沿った設計を両立するAIアバターを提供します。
両社が提供するAIアバターの主な特長
精緻な再現性
タレントの容姿・人格・声・表情などの表現を高いクオリティで再現します。KLleonの高度なAI技術により、実在する本人と会話しているかのような、自然で豊かな体験を提供します。
ブランド戦略に即した人格設計
単なる自動応答ではなく、企業のビジョンやブランドを理解し、CX向上につながる振る舞いが可能な人格を構築します。ブランド戦略の策定から、人格形成に関わる口癖や思考ロジックの設計、実装・分析まで多角的に支援します。
安心・安全な運用体制の構築
博報堂DYグループが開発するガードレール機能により、タレントや権利者の価値観、ブランドイメージをAIアバターの振る舞いに細かく反映しながら、不適切な言動を抑制します。タレントとファンの双方が心から安心して楽しめるコミュニケーションを実現します。なお、ガードレール機能とは、不適切な発言をさせずタレントのイメージを守るための規制・設計を指します。
株式会社KLleonについて
Klleon Inc.は「SDK-firstジェネレーティブAIプラットフォーム」を開発する韓国発のディープテックスタートアップで、企業が自社アプリやWebサービス内にリアルタイムで動作するAIデジタルヒューマン(会話型アバター)を簡単に統合できる技術を提供しています。同社のコア技術は、音声認識(STT)・自然言語生成(LLM)・音声合成(TTS)・リップシンク(口唇同期)を統合した独自のAIパイプラインで構成されており、超低遅延かつ自然な対話表現を実現します。
株式会社KLleonは、Klleon Inc.の日本法人として、日本市場における同社の先進的なAIデジタルヒューマン技術の導入・展開を担う拠点です。国内企業のニーズに即したローカライズや導入支援を通じて、リテール、インフラ、エンターテインメント、マーケティング、カスタマーサポート、教育など幅広い領域において、AIデジタルヒューマンの実用化を推進しています。同社は2019年に創立され、事業内容はAIデジタルヒューマン技術のSaaS/SDK開発・提供です。
今後の展開
今後もHakuhodo DY ONEは、KLleonとの協業領域を拡げ、企業のブランド価値向上と持続的な事業成長に貢献する魅力的なAIアバターの制作・提供を推進します。さらに、国内のトップタレントとの連携や多様な企業との協業を通じて、AIアバターの新たな価値創造と活用領域の拡大を加速させていくとしています。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000159.000140732.html