TBWA HAKUHODOのAI音声デバイス「RADIO TIME MACHINE」、カンヌ2026で銀賞受賞

株式会社TBWA HAKUHODO(本社:東京都港区、代表取締役社長兼CEO:内田渉)は、世界最大の広告祭「カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル2026」のInnovation部門で、同社が企画・開発したAI音声デバイス「RADIO TIME MACHINE」が銀賞を受賞したと発表しました。あわせてヤングライオンズのメディア部門でも、日本代表ペアが銅賞を獲得しています。

カンヌライオンズ2026で銀賞を受賞

カンヌライオンズは、世界最大級の広告・クリエイティビティの国際フェスティバルです。「RADIO TIME MACHINE」が銀賞を受賞したInnovation部門(Early-Stage Technologyカテゴリー)は、テクノロジーの新しさだけでなく、社会が直面するリアルな課題に対していかにクリエイティビティを実装し解決へ導いているか、という実用性とクオリティが厳しく問われる、カンヌ最難関カテゴリーの一つとされています。

「RADIO TIME MACHINE」とは

「RADIO TIME MACHINE」は、過去の西暦にダイヤルを合わせると、その年のニュースとヒット曲を紹介するラジオ番組のような音声コンテンツを、AIが自動生成して出力する新しいAIデバイスです。文章生成AIと音声生成AIを組み合わせた独自のシステムを搭載しています。

開発にあたっては、過去の出来事を振り返ることで認知症予防などにつなげる非薬物療法「回想法」の知見に着目しました。超高齢社会における高齢者支援や、異世代間のコミュニケーション創出という社会的課題の解決に向けて実装されたもので、広告主は株式会社ニチイ学館です。

介護施設での導入検証で得られた結果

医療・介護・保育サービスなどを全国で提供するニチイ学館とともに行っている、高齢者向け介護施設での導入検証プロジェクトでは、複数の施設利用者に「RADIO TIME MACHINE」を体験してもらう観察調査が実施されました。表情解析などを用いて使用時と非使用時の利用者の様子を比較したところ、次のような結果が得られています。

  • 笑顔の値が平均8.7%上昇
  • 身振り手振りが10%増加

生成AIを単なる業務効率化の手段にとどめず、人と人との関係性をより豊かにする「ヒューマンイノベーション」へと昇華させた発想力と、その技術力・社会実装への高い志が、国際的に高く評価されました。

ヤングライオンズでも日本代表ペアが銅賞

次世代のトップクリエイターが競う「ヤングライオンズ」のMedia部門では、日本国内の予選を勝ち抜き日本代表として現地カンヌへ赴いた、同社の横田恵莉奈氏・上杉莉子氏のペアが銅賞を受賞しました。本戦では、国際組織「ABC Global Alliance」から出題された「進行性乳がんの社会的課題」を解決するためのメディアキャンペーン『#HandsUp4Uncounted』を制限時間内に企画し、世界3位という実績を残しています。

また、PR部門では、同社の砂田肇氏とハッピーアワーズ博報堂の内山智義氏のペアが日本代表として本戦ステージに立ち、ショートリスト入りを果たしました。

受賞結果の詳細

  • 銀賞(Silver Lion):Innovation部門 Early-Stage Technologyカテゴリー/受賞作品「RADIO TIME MACHINE」(広告主:ニチイ学館)
  • 銅賞(Bronze Lion):ヤングライオンズ Media部門/受賞者:横田恵莉奈氏、上杉莉子氏
  • ショートリスト:受賞者:砂田肇氏、内山智義氏(ハッピーアワーズ博報堂)

TBWA HAKUHODOについて

TBWA HAKUHODO(TBWA博報堂)は、2006年に博報堂とTBWAワールドワイドのジョイントベンチャーとして設立された総合広告会社です。博報堂のフィロソフィーである「生活者発想」「パートナー主義」と、TBWAがグローバル市場で駆使してきた「DISRUPTION®」メソッドを中心とした独自のノウハウを融合し、質の高いソリューションを創造しています。今回の受賞は、既成概念に縛られず新しいビジョンを見いだす同社の哲学「DISRUPTION®(破壊的創造)」が、革新的なプロジェクトのチームから次世代の若手クリエイターまで幅広く実践されていることを示す結果となりました。

参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000256.000034082.html