代々木アニメーション学院と、声優・梶裕貴氏が代表を務める株式会社FRACTALが業務提携を開始します。梶氏の音声AIプロジェクト「そよぎフラクタル」を教材として活用し、AI時代における声優の表現と権利を学ぶ教育プログラムを構築。特別講義やコンテストを通じて次世代の育成を目指します。
AI時代の声優教育で業務提携
株式会社代々木アニメーション学院(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:伊藤太郎、以下「当学院」)は、声優・梶裕貴氏が代表取締役社長CEOを務め、音声AIプロジェクト「そよぎフラクタル」を手がける株式会社FRACTAL(以下「FRACTAL」)と、AI時代における声優の表現と権利を学ぶ教育プログラムの構築を目的とした業務提携を開始します。
本提携は、梶裕貴氏が音声AIプロジェクト「そよぎフラクタル」を立ち上げ、声優業のみならず、表現者・経営者としてAI時代に正面から向き合う姿勢と理念に、当学院が深く共感したことを契機としています。当学院は、この取り組みを、声の仕事を目指す学生にとってAI時代の声優・表現者の在り方を学ぶ教材として活用します。
提携の背景と意義
近年、音声AI技術の急速な進化により、音声制作を取り巻く環境は大きな転換期を迎えています。ナレーションやキャラクターボイスなど、人間の表現によって支えられてきた領域にAI活用が広がるなか、表現者の価値を守りながら技術をいかに共創していくかという課題に向き合う必要性が高まっています。
FRACTALは、代表取締役社長CEOである声優・梶裕貴氏が立ち上げた音声AIプロジェクト「そよぎフラクタル」から誕生した音声AIキャラクター「梵(そよぎ)そよぎ」を軸に、クリエイターの権利保護と適切な利益分配を実現する新たなビジネスモデルの構築を推進しています。その背景には、AIによる声の無断生成や無断学習が広がり「声の権利」をめぐる課題が世界的に注目されるなか、テクノロジーを適切に活用しながら表現者本人の権利を守り共創していくという思想があります。
本提携で実施する主な取り組み
1.「そよぎフラクタル」を活用した実践教育
梶裕貴氏の声を基にした音声AIプロジェクト「そよぎフラクタル」を題材に、学生が音声AI表現と声優の権利・表現価値について実践的に学ぶ教育プログラムを構築します。学生は音声AIの特性を理解した上で、調声・演出・ディレクションといった声優ならではの視点を取り入れながら制作に取り組みます。
2.ナレーションコンテスト・キャラクターコンテストの実施
音声合成を活用した新しい表現競技として、ナレーションコンテストおよびキャラクターコンテストを実施します。ナレーションコンテストでは、CMナレーションを題材に音声AIとリアルな演技表現を組み合わせた制作に挑戦します。キャラクターコンテストでは「梵そよぎ」を題材に、イラスト・アニメーション・音声表現など各学科の特色を活かした作品制作を行い、制作作品には梶氏によるフィードバックも予定されています。
3.梶裕貴氏による特別講義
本提携に先立ち、2026年6月20日(土)には梶裕貴氏を招いた在学生向け特別授業を実施しました。「AI時代のこれからの声優」をテーマに、声優・経営者としてAI時代にどう向き合うべきか、表現者として大切にすべき姿勢について講義が行われ、学生が業界の最新動向を直接学ぶ機会となりました。
今後の展望と両社のコメント
当学院は本提携を、単発の企画ではなく中長期的な共同プロジェクトとして推進します。声優分野にとどまらず、アニメ、マンガ、イラスト、映像、コンテンツ制作など学科横断での推進体制を構築し、教育・イベント・コンテンツ開発へリソースを投入します。
代表取締役社長の伊藤太郎氏は、AI時代と正面から向き合い声優としての未来を自ら創造しようとする梶氏の理念と姿勢に深く感銘を受けたとコメントしています。FRACTAL代表取締役社長CEOの梶裕貴氏は、声優自身が主体的に向き合うからこそ生まれる、AI時代の新しい「クリエイティブ×声の権利」のあり方を学生とともに作っていく機会になればと述べています。
なお株式会社FRACTALは、声優・梶裕貴氏が代表取締役社長CEOを務め、2026年4月に設立された企業で、声優マネジメント事業に加え、梶氏の声から開発された音声合成ソフト「梵そよぎ」を軸とする音声AIプロジェクト「そよぎフラクタル」を展開しています。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000205.000027285.html