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Seed Audio 1.0|プロンプト1つで会話・BGM・効果音を生成

ByteDance Seedが開発したAI音声生成モデル「Seed Audio 1.0」が公開されました。テキストや画像、音声を手がかりに、複数話者の会話から感情表現、環境音、BGM、効果音までを1つのプロンプトでまとめて生成できます。本記事では、主な機能と使い方、料金プランを整理します。

Seed Audio 1.0とは

「Seed Audio 1.0」は、ByteDance Seedが手がけるオールインワンのAI音声生成モデルです。音のシーン全体をまとめて作り出すことを目的としており、テキスト・画像・音声のいずれかをコンテキストとして与えることで、複数話者による会話、感情のこもった話し方、ネイティブなアクセント、環境音(アンビエンス)、BGM、そしてフォーリー(foley)的な効果音までを生成できます。従来のように音声・音楽・環境音・効果音を別々のツールでつなぎ合わせるのではなく、1つのモデルで複数の音レイヤーを同時に組み立てられる点が大きな特徴です。

1つのプロンプトで音場を多層生成

Seed Audio 1.0の中心にあるのは「プロンプトファースト」の考え方です。1つのプロンプトで、会話・トーン・アンビエンス・BGM・効果音(SFX)をまとめてコントロールできます。入力はマルチモーダルに対応し、テキストに加えて画像や音声もコンテキストとして活用できます。1回の生成における音声の長さは最大2分で、単一セッション内で生成が完結する設計です。プロンプトの型として、公式では「シーン+話者+感情+言語+アンビエンス+BGM+効果音+タイミング」という組み立て方が示されています。

使い方の流れ

SeedAudio.coのワークスペースでは、次の4ステップで音のシーンを作成できます。

  1. サウンドシーンのプロンプトを書く:登場人物、言語、感情、場所、セリフ、アンビエンス、音楽の方向性、鳴らしたい効果音などを記述します。
  2. 参照素材を任意で追加する:声やスタイルの方向づけに最大3つの音声リファレンス、ムードやシーンの文脈づけに1枚の画像リファレンスを利用できます。
  3. 出力設定を選ぶ:声のふるまい、出力フォーマット、サンプルレート、速度、音量、ピッチ、消費クレジットの上限などを指定します。
  4. 生成して確認する:まず短い下書きを生成し、声の明瞭さやレイヤーのバランスを確認したうえで、コピー・ダウンロード・再生成を行います。

通常のテキスト読み上げを超える技術

Seed Audio 1.0は、単なるテキスト読み上げ(TTS)ではなく、音のシーン全体を1回の生成でまとめて作ることを狙ったモデルとして位置づけられています。主な技術的ポイントは次のとおりです。

  • マルチスピーカー:長めのシーンでも声の連続性を保ち、複数キャラクターの会話を扱えます。
  • 感情・アクセントの制御:トーンや感情表現、方言、ネイティブに近いアクセントを指示でき、繰り返し登場する声の一貫性も保てます。
  • 環境音とBGM:雨や交通、部屋の反響、群衆、遠くの街のざわめきといった環境ベッドや背景音楽を、会話と一緒に生成できます。
  • 長尺のシーン:会話・環境音・音楽を伴う、セッション規模の長めのサウンドシーンにも対応する設計です。

活用が想定されるシーン

ナレーションだけでなく、声・ムード・空間・音のイベントがそろった「完成した音響シーン」が必要な場面で力を発揮します。公式では次のような用途が挙げられています。

  • 短編映像のサウンドデザイン:絵コンテやプレビズ向けに、セリフ・感情の起伏・フォーリー・環境音・音楽を試作できます。
  • マーケティングクリエイティブ:製品デモやSNS用クリップ、ローカライズ広告向けのサウンド方向性を作成できます。
  • ゲーム・XRのプロトタイプ:最終的な音声制作に入る前に、環境ループやキャラクターの掛け声、UI音、映像的な見せ場を試せます。
  • 学習コンテンツ:シナリオベースのレッスンやキャラクター同士の会話、空間的な音の手がかりを使った没入型の解説を作れます。

料金プランとAPI

料金は、サブスクリプション(月額/年額)とクレジットパックから選べます。年額プランは2か月分が無料になる設定です。無料の「Free」プランは$0で、サインアップ時に10クレジットが付与され、1回の生成は最大約8秒まで、API利用も可能です。有料の「Pro」は年額プランで実質月額$16.66、年間30,000クレジット(音声にして合計約400分まで)が使え、音声リファレンスのアップロードにも対応します。「Max」は年額プランで実質月額$41.66、年間90,000クレジット(合計約1,200分まで)で、チームやエージェンシーでの利用に向いた最上位プランです。すべての有料プランとクレジットパックにはSeed Audio 1.0のAPIアクセスが含まれ、WebアプリとAPIでクレジット残高を共有できます。なお公開時点では、期間限定で最大50%OFFのキャンペーンや、無料クレジット・デイリーチェックインも案内されています。

このほか、関連ツールとして「Seed Music 1.0」や「GPT-Live-1」も紹介されています。まずはFreeプランで短いシーンからプロンプトを試し、用途に合わせてプランを選ぶとよいでしょう。

参照元:https://seedaudio.co/

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