Meta、Threadsでポッドキャスト向け新機能をテスト中

Meta傘下のThreadsが、ポッドキャスト配信者向けの新しいツールをテスト中であることが分かりました。音声クリップに文字起こしを重ねて表示する機能などが含まれており、Threadsを番組についての会話が生まれる場にしたい狙いがあるとみられます。

Threads責任者が新機能をテスト中と明言

Threads責任者のConnor Hayes氏は、自身のソーシャルメディア投稿で「ポッドキャスターがエピソードを共有し、Threads上で会話を生み出すための新しいツールをテストしている」と述べました。具体的な機能の一つとして、音声クリップの上に文字起こしを重ねて表示するものが挙げられており、これによりユーザーは音を消した状態でも番組の内容を追うことができるとされています。Hayes氏は、テスト中の他の機能については詳細を明らかにしていません。

これまでのポッドキャスト関連の取り組み

Threadsが初めてポッドキャスト分野に関わり始めたのは前年の秋で、リスナーが番組を見つけやすくすることを目的とした「ポッドキャストプレビュー」機能のテストを開始したことがきっかけでした。あわせて、Threads上にプロフィールを持つクリエイターに対し、エピソードへのリンクをプロフィールに追加できるようにする取り組みも行われました。

ただし、Meta側はThreadsで番組そのものを配信する計画はないとしています。Metaの担当者は、Threadsはソーシャルメディア上での議論の場を提供するとともに、クリエイターがリスナーとつながる手段としての役割を担うものと位置づけていると説明しています。これには、リスナーがポッドキャストのリンクを共有できるようにすることや、クリエイターが将来的により多くのポッドキャストプラットフォームにリンクできるようにすることも含まれます。

Facebookでの過去の音声・ポッドキャスト施策

Meta傘下のFacebookは2021年にもポッドキャストの追加を検討していましたが、翌2022年にはこの取り組みを終了し、Spotifyとの連携機能も打ち切った経緯があります。今回のThreadsでの取り組みについてHayes氏は、Threadsが最も注力しているクリエイター層の中で、ポッドキャストが最も重なりの大きい分野であると過去に述べており、「ポッドキャストは、Threads上で成功するクリエイターと非常に強い相関がある」とコメントしています。

Threadsの利用者数と関連機能

誕生から3年を迎えたThreadsは、月間アクティブユーザー数が5億人を超えたことを発表しています。これは前年8月時点と比べて1億人の増加となります。Meta側は、この増加の多くが「コミュニティ」機能によってもたらされているとしており、書籍やバスケットボール、子育て、音楽、そしてポッドキャストなど、関心を共有する人々が集まる場が成長を支えていると説明しています。

また、Threadsは同年2月に、ユーザーが「今、何を重要視しているか」をThreadsに伝えることで表示内容をコントロールできるAI活用機能「Dear Algo」を導入しています。例えば、ポッドキャストに関する投稿をもっと見たいユーザーは、「Dear algo, show me more posts about podcasts」と入力することで、関連する投稿がより多く表示されるようになります。

参照元: https://www.threads.com/@conno_r/post/Dcbly20G7_9