ReadSpeakerのAI合成音声が東海道新幹線の駅で使用されるアナウンス音声に採用

音声合成サービス(Text-To-Speech:TTS)「ReadSpeaker」が東海道新幹線の駅にて使用されるコンコース・ホーム上の接近・到着・発車放送の音声に採用されたそうです。今回はこのニュースをお伝えします。

リードスピーカー・ジャパン / 東海道新幹線の駅構内放送でAI音声「ReadSpeaker」を採用!

「ReadSpeaker」はHOYAの事業ブランドのひとつで、AIを使った音声合成、人工音声ソリューションを開発しています。20年以上前から音声合成ビジネスを行っており、日本国内で1,700社以上、グローバルで10,000社以上が利用しているとのこと。

今回の東海道新幹線の駅にて使用されるアナウンスということで、ナレーターがスタジオで収録するのに比べ、「ReadSpeaker」のAI音声合成ソフト「speechMaker Desktop」を使うことで簡単に制作できるとのこと。これ自体は音声合成システムを使えば当たり前です。

しかし今回の発表によれば、駅ホームやコンコース特有の雑音、例えば「新幹線の駆動音」、「荒天時の環境音」、「利用客混雑による雑踏音」等で放送音声が聞き取りにくい場合に対応できるよう、音声合成時に雑音耐性に強い形で自動変換する機能を搭載しているのがポイントです。このような音声合成機能を持つAI音声合成ソフトが交通機関で利用されるのは世界初とのことです。これは実際に聴いてみたくなりますね。東海道新幹線に乗った時に注目してみたいと思います。

ではまた。