Acastが米国ポッドキャストの信頼性についての調査結果を発表しました。今日はこのニュースを紹介します。
Acast Research: Podcasting – A Medium of Trust
この調査は2023年9月、米国在住の16~70歳、451名に対して行われた調査です。
■どのメディア・パーソナリティーのコンテンツを積極的に聴く時間を作っていますか?
この質問に対してトップとなったのはポッドキャスター(64%)でした。ついでソーシャルメディアクリエイター(63%)、YouTuber(60%)と続きました。ケーブルTVのパーソナリティー(48%)やラジオ局のホスト(33%)と比べてポッドキャスターに信頼をおいて、積極的に時間を割いている結果となりました。
■どのメディア・パーソナリティーから商品の推薦を受けたことがありますか?
この質問に対しても、トップとなったのはポッドキャスター(75%)、ついでYouTuber(70%)と続きました。
■商品の推薦を受けた場合、一般的に満足のいく良い推薦をしてくれるのは?
この質問は、トップとなったのはYouTuber(79%)、ついでポッドキャスター(73%)と続きました。ポッドキャストリスナーは「ポッドキャスターは一般的に良い推薦をしてくれる」と答えているそうです。
Acastのリサーチ&インサイト担当ディレクター、トミー・ウォルターズ氏は今回のレポート発表に際し、「社会政治的不安や同じ出来事に関する報道各社の矛盾した報道の結果、米国のメディアに対する信頼は近年悪化しています。米国の消費者は従来のメディアに対する信頼を失っており、真実の情報源としてポッドキャスターにますます頼るようになっています。パンデミックの始まりやウクライナでの戦争の始まりなど、困難と不確実性の時代に、Acastでは視聴者がクリックベイトの見出しに関する深い会話や分析を求めてポッドキャストに群がるのを常に見てきました。製品の推奨に関しては、リスナーが他のどの形式のメディアよりもポッドキャスターの推奨を信頼していることも見てきました。」とコメントしています。
今回のレポートを見る限り、米国においてポッドキャスターの信頼度は絶大で、広告主にとってポッドキャスト広告の期待が高いのも頷けます。
ではまた!