NPRとEdison Researchが共同で行った2023年版「スポークンワード・オーディオレポート」が発表されました。スポークンワードとは「話し言葉」でニュース、スポーツ、トーク、オーディオブックなど「音楽」以外の音声コンテンツを指した言葉です。今日はこのニュースを紹介します。
NPR – Edison Research / The Spoken Word Audio Report
今回の調査は、2022年第3四半期~2023年第2四半期に、米国13歳以上の4,193名を対象に行われたものです。
■スポークンワードのリスナー数と聴取時間が過去最高を記録
2023年に米国の13歳以上の48%、1.35億人が毎日スポークンワードを聞いており、オーディオコンテンツに占めるスポークンワードの割合は過去9年間で3,000万人増加(55%増)しています。
■家庭でのスポークンワード聴取時間が飛躍的に増加
スポークンワードが聞かれる場所のトップは自宅60%と圧倒的な存在に。次いで、車内24%、職場13%、その他3%と続きました。
■車内でのスポークンワード聴取は、AM/FMラジオが依然としてトップ
車内で聴くスポークンワードはAM/FMラジオの62%が突出しています。一方、自宅、職場、それ以外ではポッドキャストがスポークンワードを聴くプラットフォームとしての存在感を示しています。
■モバイルデバイスがスポークンワードを聴く主な手段へ
車内以外でスポークンワードを聴くデバイスはモバイルデバイスが圧倒的となっています。場所を問わず、全体でもモバイルデバイスが主流になっています。
■ポッドキャストがスポークンワードのリスナーに占める割合が増加
スポークンワードはラジオからポッドキャストにシフトしていることがわかります。ポッドキャストは2014年に13%から2023年に36%に増加しています。ポッドキャストの人気がスポークンワードの聴取を牽引していることがわかります。
今回のレポートを解説する動画も公開されています。気になる方はご覧ください。
ではまた!