オーディオブックの「audiobook.jp」を運営する株式会社オトバンクは、オーディオブックアワード「オーディオブック大賞2025」を発表した。

株式会社オトバンク / 「オーディオブック大賞2025」を発表! 文芸大賞『地面師たち』、ビジネス書大賞『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』が受賞
ユーザー投票によって選ばれる本アワードは、オーディオブック文化の拡大を目的に2022年より開催されており、今年で4回目を迎える。
文芸部門大賞は、新庄耕氏の『地面師たち』(集英社/出演:河西健吾・速水奨ほか)が受賞。臨場感あふれる演技と緊迫した展開が多くのリスナーを惹きつけた。準大賞には、小野不由美氏の『月の影 影の海(上) 十二国記1』(新潮社/ナレーター:久川綾)が選ばれた。
ビジネス書部門では、三宅香帆氏の『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(集英社/ナレーター:瀬戸歩)が大賞を受賞。準大賞には、片野秀樹氏の『休養学 あなたを疲れから救う』(東洋経済新報社/ナレーター:宮沢拓弥)が選出された。
今年からは、新たに「audiobook.jp特別賞」と「菊池雄星賞」を新設。
「audiobook.jp特別賞」大賞には、香住泰氏の『稲荷山誠造 嵐のあとには青い空』(ディスカヴァー・トゥエンティワン/ナレーター:濱本大史)が選ばれた。オーディオブックの可能性を広げた点が評価された。
同賞の準大賞には、『小説 映画ドラえもん のび太と空の理想郷』(小学館/ナレーター:慶長佑香、國分和人)が選出。映像・書籍・音声を横断した新しい取り組みが高く評価された。
「菊池雄星賞」は、11月4日に開催予定の授賞式で発表される。
法人向け聴き放題サービス「audiobook.jp 法人版」を導入する企業の中から、オーディオブックを人材育成などに積極的に活用している企業として、以下の3社が選出された。
・MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社
・株式会社大丸松坂屋百貨店
・フジモトHD株式会社
授賞式は11月4日に実施予定で、受賞作の著者や関係者が登壇し、制作秘話や作品に込めた思いを語る。
イベントの模様は後日、audiobook.jp公式noteなどでも公開される予定だ。

