フランスでYouTubeが音声聴取首位61%、画面を見ずに聴く人は66%

AI活用の音声広告プラットフォームAudionはYouGovと共同で、フランスのデジタル音声の利用実態調査を発表しました。YouTubeが61%で最も使われる聴取プラットフォームとなり、66%が動画プラットフォームを画面を見ずに音声として利用していることが明らかになりました。

Audion×YouGovの調査概要

フランスのマーケティングメディアViuzは2026年11月3日、デジタル音声に特化しAIを活用した広告プラットフォームであるAudionが、調査会社YouGovと共同で実施した調査結果を報じました。

調査は2026年9月に、フランスの18歳以上の1,000人を対象に実施されました。同様の調査は米国、イタリア、英国でも行われています。調査では、聴取する時間帯、好まれるプラットフォーム、そして音声と動画の境界が曖昧になりつつある現状が分析されています。結果は、デジタル音声が1日を通じてあらゆる画面に存在するマスメディアになったことを裏付けるものだとしています。

フランスの聴取プラットフォームはYouTubeが首位

フランス人の聴取プラットフォームでは、YouTubeが首位となりました。各プラットフォームの利用率は以下のとおりです。

  • YouTube:61%
  • Spotify:38%
  • Amazon Music:18%
  • Deezer:18%
  • Apple Music:14%

YouTubeでの聴取は若年層が牽引しており、18〜24歳の58%がYouTubeで音声を聴いているのに対し、55歳以上では25%にとどまっています。

1つのプラットフォームにとどまらないリスナー

調査では、1つのプラットフォームだけを使うリスナーは少数派であることも示されています。Spotifyの利用者でさえ、74%が他のプラットフォームでも聴いています。

こうしたプラットフォーム間の行き来によって、音声コンテンツと動画コンテンツの境界も薄れつつあります。リスナーの66%が、画面を見ずに聴く目的で動画プラットフォームを「よく」または「時々」利用していると回答しました。

58%がプラットフォームをまたいでコンテンツを視聴

また、58%のリスナーが、あるプラットフォームで聴き始めたコンテンツを別のプラットフォームで聴き終えた経験があると回答しています。その内訳は次のとおりです。

  • 音声から動画へ:28%
  • 動画から音声へ:23%
  • 両方向:32%

米国・イタリア・英国でも同様の傾向

こうした新しい聴取習慣はフランスに限ったものではありません。過去1か月にデジタル音声を聴いた成人の割合は、米国で79%、イタリアで74%、英国で72%でした。

米国とイタリアでもYouTubeが優勢で、動画プラットフォームを画面を見ずに聴取に使う人の割合は、米国で66%、イタリアで64%となっています。

YouGovとAudionのコメント

YouGovの欧州CEOであるJulien Chevignon氏は、今回の結果は音声の利用形態が大きく再編されたことを示していると述べています。同氏によると、聴取はもはや媒体やプラットフォームではなく、「時間」と「意図」によって定義されるようになっており、リスナーの3分の2が画面を見ずに動画プラットフォームを使っていることがその最も顕著な例だとしています。また、こうした構造的な変化はフランス、米国、イタリア、英国で一貫して観察されていると説明しました。

AudionのGlobal CMOであるGeoffrey Fossier氏は、デジタル音声は4,100万人を超えるフランス人にとって日常的な習慣になったと述べています。同氏は、リスナーは1日の中でYouTubeからSpotifyへ、動画から音声へと行き来しており、1つのプラットフォームやフォーマットにとどまらないと指摘しました。そのうえで、ブランドにとってはリスナーが聴いているあらゆる場所で接点を持つことが求められており、それこそがAudionの提供価値だとしています。

よくある質問

Q. フランスで最も使われている音声聴取プラットフォームは?

A. 今回の調査ではYouTubeが61%で首位です。次いでSpotifyが38%、Amazon MusicとDeezerがそれぞれ18%、Apple Musicが14%でした。

Q. 調査の対象と時期は?

A. 2026年9月に、フランスの18歳以上の1,000人を対象に実施されました。米国、イタリア、英国でも同様の調査が行われています。

Q. 動画プラットフォームを音声として使う人はどのくらいいますか?

A. フランスのリスナーの66%が、画面を見ずに聴く目的で動画プラットフォームを「よく」または「時々」利用しています。米国では66%、イタリアでは64%でした。

まとめ

AudionとYouGovの調査は、フランスにおいてデジタル音声がYouTubeを中心に複数のプラットフォームをまたいで聴かれ、音声と動画の境界が曖昧になっている実態を示しています。同様の傾向は米国、イタリア、英国でも確認されており、リスナーが聴くあらゆる場所でどう接点を持つかが、ブランドにとっての課題として示されています。

参照元: https://viuz.com/annonce/audion-et-yougov-devoilent-une-etude-majeure-sur-les-evolutions-de-la-consommation-de-laudio-digital-en-france/