子ども向けポッドキャストの発見サイト「Kids Podcasts」が、iPhoneアプリを新たに公開しました。保護者が承認した番組・プレイリストのみを子どもが視聴できる、ロック機能付きのポッドキャストプレーヤーです。

保護者主導の視聴設計
本アプリでは、検索機能やアルゴリズムによるおすすめ表示、チャット機能は搭載されておらず、子どもは保護者が承認したコンテンツのみを閲覧できる仕組みとなっています。開発元によると、一般的なポッドキャストアプリでは子ども向け配慮が不十分で、たとえば「カワウソ」や「火山」といったキーワード検索でも大人向け番組が子ども向けコンテンツと一緒に表示されてしまうといいます。また、子ども向けをうたう他のアプリであっても、子どもが子ども向けカタログ全体にアクセスできてしまうケースがあるとしています。Kids Podcastsは、保護者が先にコンテンツを選び、子どもがその範囲内で視聴するという逆の設計思想を採用しています。
アプリの主な機能
保護者はアプリ内で以下の設定が可能です。
- 承認方法の選択:番組をライブラリに追加する際、以後配信される新エピソードを自動承認するか、都度確認・承認するかを選べます。
- 視聴ルールの設定:1日あたりの視聴時間の上限、静かにすべき時間帯、時間帯ごとの番組スケジュール(送迎中は元気な番組、就寝前は落ち着いた番組など)を設定できます。
- プレイリストの自動更新:一度番組を選べば、新エピソードが自動的にプレイリストへ追加されます。
- 子ども専用ロックモード:子どもの画面には承認済みの音声のみが表示され、保護者用PINで管理されます。
- アプリ外での再生:プレイリストをYotoプレーヤーへワンタップで送信できるほか、任意のポッドキャストアプリ向けにRSSフィードを書き出したり、オフライン再生用にMP3をダウンロードしたりすることも可能です。
創業者のコメント
創業者のケリー・モリル氏は、「息子が今夢中になっているテーマのエピソードを、大量の検索結果をかき分けずに見つけたいという思いから、まずこのサービスを作りました。他の保護者にも役立つと分かり、成長を続けています。子どもにどんなポッドキャストを聴かせたいか、いつ聴かせるか、どう聴かせるかを、保護者がコントロールできるようにするという考え方は、当初から変わっていません」と述べています。
プライバシーとカタログの方針
アプリは広告表示を行わず、サードパーティ製の解析・トラッキングSDKも組み込んでいません。子どもに関するデータの取得は最小限にとどめ、自動削除される仕組みが採用されています。カタログに掲載されている200以上の番組は、いずれも人の手による編集プロセスを経て年齢・トピックごとにタグ付けされたうえで追加されています。
Kids Podcastsアプリは、App Storeより無料でダウンロードできます。ロードトリップや就寝前、新しいきょうだいの誕生や入学初日といった節目向けにキュレーションされたカタログやプレイリストは、ウェブサイト(kidspodcasts.com)でも利用可能です。運営元はMorrill Creative LLCで、対象年齢は2歳から12歳以上としています。


