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Rephonicによるポッドキャスト広告レポート、最も急成長中のチャネルだが収益額とARPUではまだ遅れている

今回はRephonicが250万以上のポッドキャストのデータベースを元に集計した米国ポッドキャスト広告レポートを紹介したいと思います。

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■米国チャネル別広告収入

すべてのチャネルの中で、過去3年間ポッドキャストは広告収入の前年比成長率が最も高い状態を維持しています。米国ではポッドキャスト広告が確固たる地位を築き、リスナーを魅了し、広告主を惹きつけていることを示唆しています。


ただし、目覚ましい成長を見せているポッドキャスト広告ではありますが、対前年成長率ではなく「実際の金額」でみると、ポッドキャスト広告は、検索広告、ディスプレイ広告、動画広告といった他の広告サービスと比べるとまだまだ小さい金額であることがわかります。


2022年、ポッドキャスト広告収入は18億ドルで、検索広告の840億ドルと比べるとまだその差はある状態です。

■米国オーディオ広告におけるポッドキャスト広告の比率

オーディオ広告全体に占めるポッドキャスト広告の割合は徐々に増加傾向にあります。
米国のポッドキャスト広告は2022年に全オーディオ広告収入の3分の1近くを占めるようになっています。ラジオ広告などの予算を奪ってポッドキャストにシフトしていることがわかります。

■世界のチャネル別広告収入

世界の統計に目を向けると、広告収入の前年比成長率について米国同様の流れがあることがわかります。2023年、世界のポッドキャスト広告収入は前年比23%増と他のチャネルと比べて倍以上の成長を示しています。


ユーザー1人当たりの平均広告収入(ARPU)をチャネルごとにみると、ポッドキャストは他のチャネルに比べてまだ低い水準であることがわかります。他のデジタルチャネルと比較して、ポッドキャストはまだまだ収益化が十分ではないという状況にあります。

Rephonicはこのレポートについて「ポッドキャストの広告収入は力強い成長を続けており、より広範なデジタルオーディオを含む他のチャネルを上回っています。この成長は、メディアとしてのポッドキャストの魅力の高まりを反映しているが、ポッドキャストの広告収入と、検索や動画広告のような確立されたチャネルとの間には、まだ大きな隔たりがある。ポッドキャスト広告はまだ黎明期であり、リスナーは一般的に広告を気にしないという証拠もあることから、今こそ多くのブランドがポッドキャストに飛びつき、試してみる良い機会かもしれない。」と結論づけています。

米国でもまだまだ成長余地が大きいというポッドキャスト市場。日本では逆に成長余地しかないという状況だと思います。この市場成長に貢献できるよう、引き続きがんばっていきますのでよろしくお願いします。
ではまた!

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