Edison Researchによる米国ポッドキャストリスナーの年齢層に関するレポートが発表されました。今日はこのニュースを紹介します。
Edison Research / Weekly Insights 8.30.2023 Kids Today, Listeners Tomorrow
今回発表された米国週間ポッドキャストリスナーの統計は、米国でよく使われる5つの主要世代別のデータになっています。
正確な定義は諸説ありますが、大雑把に、ベビーブーマー世代は1946~1965年生まれで、現在60代前半~70代前半です。X世代は1960~1979年生まれで、現在40代前半~60代前半です。Y世代(ミレニアル世代)は1980~1995年生まれで、現在20代半ば~40代前半です。Z世代は1996~2012年生まれで、現在10代前半~20代半ばです。α世代は2010年前半以降生まれで、現在0歳~12歳というイメージです。
全体では、現在12歳以上のアメリカ人の42%がポッドキャストを聴いているというデータがありますが、世代によってはかなりの差があることがわかります。
5つの年齢層のうち、毎週ポッドキャストを聴いている率が高いのは、ミレニアル世代で、50%が毎週聴いているという状況です。
興味深いのは、ミレニアル世代よりも若ければ若いほど、年をとればとるほど、聴取率が下がる傾向にあることです。
気になるのは、新しい世代の人がミレニアム世代よりもポッドキャストを聴いていないという点です。α世代向け、子供向けのポッドキャストが注目を集めていますが、若い世代にあったポッドキャスト番組が不足しているからという要素もあるように思いますし、生まれたときから様々なメディアが選べるのが当たり前の状況でポッドキャストの重要性が他の世代よりも低いのかもしれません。
ではまた。