Rephonic調査「トゥルークライムがポッドキャスト広告で一番稼いでいるジャンル」

Rephonicが非常に興味深いポッドキャスト広告の分析レポートを発表しました。ポッドキャスト広告を様々な切り口でランキングしたものになっています。今日はこのレポートを紹介します。

Rephonic / Why you should start a Swedish True Crime podcast

■米国のカテゴリー別 1番組当たりのポッドキャスト広告収入

IABが提供する米国の広告収入データと、Rephonicのデータベースに基づくアクティブな番組数を使用して、各ポッドキャストカテゴリーの統計を調べた結果、圧倒的に「トゥルークライム」が1番組当りの広告収入が最も多いことが明らかになりました。トゥルークライム番組は、米国で配信中のポッドキャスト全体のわずか0.84%にもかかわらず、広告収入全体の7%を稼ぎ出している計算になり、1つの番組の平均年間収入は5万5,000ドルとのこと。
トゥルークライムは人気で再生数も多いのは想像つきますが、ここまでカテゴリーによって広告収入に差が出るとは驚きですね。

■米国のカテゴリー別 1リスナー当りのポッドキャスト広告収入

さきほどのカテゴリー別の番組収益とは異なり、今度は一人のリスナーがいくらの収益を生むのかをカテゴリーごとにみた結果です。結果、スポーツ、コメディー、トゥルークライムと続きました。

■国別 1番組当たりのポッドキャスト広告収入

国別のアクティブな番組数を計算し、Statistaが提供する広告収入の統計と比較した結果、スウェーデンのポッドキャストが平均で最も広告収入を生み出していることがわかりました。トップとなったスウェーデンのポッドキャストは平均年間収入1万3,000ドルを超え、一方調査対象で最も低かったアイルランドのポッドキャストは平均年間収入は1,617ドルでした。

■国別 1リスナー当りのポッドキャスト広告収入

最後に、国別で、リスナー1人当たりの収益が最も多かったのはフィンランドでした。またもっとも低かったのはアイルランドでした。

今回のレポートをみて思ったのは、収益性の高いポッドキャストを作るのであれば、番組カテゴリーは、トゥルークライム、スポーツ、コメディーのいずれかがオススメということです。この3つのカテゴリーであれば、番組あたりの収益とリスナー1人あたりの収益のどちらも高い傾向にあります。また現実的ではないかもしれませんが、ポッドキャスト番組は、スウェーデンかフィンランドが収益性が高い国としてオススメということになります。

ではまた!