Muck Rackの米国ジャーナリスト兼ポッドキャスター調査「25%はポッドキャストの人気は高まると予想、しかし54%は年間収入が70,000ドル未満」

Muck Rackがジャーナリストに関するレポートを発表しました。今回はこの中から、328人のジャーナリスト兼ポッドキャスターからの回答をまとめた箇所を紹介したいと思います。

Muck Rack Blog / State of Journalism 2023: Podcasting
Muck Rack / State of Journalism 2023

■一般的に、あなたは最初にどこでニュースを入手しますか?

ほとんどのジャーナリストが「オンライン新聞」からニュースを入手、次いで「X(旧Twitter)」となりました。「ポッドキャスト」はまだ2%と少数派です。

■2023年に人気が高まると思うメディアは?

トップは43%が「ショート動画」と回答、次いで25%が「ポッドキャスト」と回答しています。ポッドキャストが伸びると回答するジャーナリストが多いことはポッドキャスト業界にとっては嬉しいことですね。

■経済の先行き不透明感は、あなたの仕事にどのような影響を与えていますか?

ポッドキャスターの4人に1人以上が、経済的不確実性を理由に最近転職またはキャリアを変更したと回答しています。

■ボーナスを含めた年収は?

ポッドキャスターの54%は年間収入が70,000ドル未満(日本円で1,000万円)であると回答しており、32%が40,000ドル(日本円で600万円)を下回っています。なおここでいうポッドキャスターは、ポッドキャスト専業ではなく、ジャーナリストとして活動しながら、ポッドキャストの制作も行っている人です。

日本よりははるかに稼げている米国ポッドキャスト業界ではあるものの、経済の先行き不透明感は拭えず、また収入も人気YouTuberにはかなわないといった状況のようです。
ではまた。